ヤグルマギクにシミ抑制に関わる真皮の「SDF-1」を増やす効果を発見 第75回日本酸化ストレス学会学術集会にて発表

プレスリリース発表元企業:ノエビアグループ

配信日時: 2022-05-30 11:00:00

ノエビアグループではシミ研究を重ね、真皮線維芽細胞に存在するタンパク質「SDF-1(エスディーエフワン)」がシミの発生に関わる重要因子「MITF(エムアイティーエフ)」を減少させる効果を発見するとともに、ヤグルマギクの花から抽出したエキスに「SDF」を増やす効果があることを明らかにしました。この研究成果の一部を2022年5月25日~26日に開催された「第75回日本酸化ストレス学会学術集会」にて発表いたしました。

*研究成果の一部をこちらよりご覧ください。
https://www.noevir.co.jp/about/herbal/sdf1.htm


【研究背景】
●真皮に注目した新たなシミ研究
シミはメラノサイトで過剰に生成されたメラニンが蓄積されることで生じる局所的な色素沈着です。メラノサイトが表皮に存在するため、シミの研究は一般的に表皮に着目して行われます。その一方で、近年、真皮から分泌されるケモカインの一種 Stromal cell-derived factor 1(SDF-1)が、シミ部位で減少していることが報告されています。ノエビアグループでは真皮を起点としたシミ抑制メカニズムの解明を目指し、SDF-1がメラノサイトへ与える影響の解析とSDF-1の発現を促進する素材のスクリーニングを行いました。


【研究成果】
●1. SDF-1が老化により減少することを確認
真皮線維芽細胞で、細胞分裂を重ねることや、UV照射によって老化モデルを作製して実験を行ったところ、老化によりSDF-1が減少することを確認しました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/310945/LL_img_310945_1.jpg
細胞分裂を重ねた場合のSDF-1の変化
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/310945/LL_img_310945_2.jpg
UV照射した場合のSDF-1の変化

●2. SDF-1がシミの発生に関わる重要因子MITFを減少させる効果を確認
表皮角化細胞と表皮メラノサイトから再構築した皮膚モデルを用いて、SDF-1が皮膚へ与える影響を解析しました。その結果、SDF-1がメラニン生成を抑制し、シミの発生に関わる重要因子であるMITFを減少させることを確認しました。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/310945/LL_img_310945_3.jpg
SDF-1によるメラニン生成の変化
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/310945/LL_img_310945_4.jpg
SDF-1によるMITFの変化

●3. 「ヤグルマギク」がSDF-1を増やすことを発見
有用な植物エキスの探索を行ったところ、ヤグルマギクの花から抽出したエキスに真皮線維芽細胞のSDF-1を増やすはたらきがあることが分かりました。加齢や紫外線により減少してしまう真皮のSDF-1を増やすことで、メラノサイトによる過剰なメラニンの生成を抑え、シミを防ぐ効果が期待できます。

画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/310945/LL_img_310945_5.jpg
植物エキスによるSDF-1の変化
画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/310945/LL_img_310945_7.jpg
真皮におけるSDF-1のはたらき
画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/310945/LL_img_310945_6.jpg
ヤグルマギク

<ヤグルマギク>
ヨーロッパ原産のキク科ヤグルマギク属の一年草。コーンフラワーとも呼ばれ、和名は花の形が矢車に似ていることに由来しています。


【今後の展開】
ヤグルマギクの花から抽出した植物エキスには、シミの発生を防ぎ肌の美しさを保つ効果が期待されます。今回の研究成果から、自社農場「北海道暑寒別岳パイロットファーム」にてヤグルマギクを有機栽培し、製品化に応用しています。今後もさらに最先端の皮膚科学研究と植物研究に取り組み、植物のちからを美しさにいかした化粧品開発に努めてまいります。

北海道暑寒別岳パイロットファーム: https://www.noevir.co.jp/about/farm/


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