ヤンセン、乾癬患者会およびアパレル企業とともに患者さんの心身の悩みを軽減する衣服ブランド「FACT FASHION」を立ち上げ
配信日時: 2020-11-25 19:00:00
製薬会社として日本初※1、乾癬患者さんの声を基にした服を発表
[画像: https://prtimes.jp/i/6157/195/resize/d6157-195-413087-0.jpg ]
ヤンセンファーマ株式会社(代表取締役社長:クリス・フウリガン、本社:東京都千代田区、以下「ヤンセン」)は本日、乾癬(かんせん)患者さんの心身の悩みを軽減するプロジェクト「FACT FASHION(ファクト ファッション)-真実を着る、誤解を脱ぐ。-」において、患者さんの悩み(FACT)を起点にした衣服制作を企画し、乾癬患者会およびサザビーリーググループの株式会社MAISON SPECIAL(メゾンスペシャル)の協力のもと、衣服ブランド「FACT FASHION」を立ち上げました。完成した衣服は、MAISON SPECIALの特設サイト(https://www.factfashion.jp/)において本日より販売開始されました。また、六本木 蔦屋書店の期間限定POP UPストア(11月26日(木)~12月10日(木))でも購入することが可能です。製薬会社が乾癬患者さんおよびアパレル企業とともに衣服ブランドを立ち上げることは、日本で初めてです※1。
FACT FASHIONは、慢性の皮膚疾患である乾癬が理由でファッションを楽しめなかった人たちの事実に基づいた、新しい衣服のブランドです。乾癬患者さんの心と身体の悩みを軽減すると同時に、衣服をきっかけに乾癬に対する理解や誤解の解消を促進することが目的です。
2020年7月に乾癬患者さん500名を対象にヤンセンが実施した「乾癬患者の生活課題に関する実態調査」では、患者さんの半数以上(57.6%)が「症状による日常生活への影響で精神的な悩み」を抱えており、特に「衣服」に関して約7割(69.0%)がストレスを訴え、「衣」「食」「住」の生活課題の中で最も高い割合(「食」食事制限:14.4%、「住」鱗屑による掃除や症状による家事制限:54.6%)であることが分かりました。また、中等症から重症の患者さんの約7割(66.4%)が「乾癬に伴う悩みが治療意欲を低下させる」と回答しており、適切な治療の継続を促進するためにも、乾癬に伴う日常生活の課題改善に取り組む必要性が示唆されました。
ヤンセンは2つの乾癬患者団体(「一般社団法人INSPIRE JAPAN WPD乾癬啓発普及協会」、「NPO法人東京乾癬の会P-PAT」)と連携し、患者さんの衣服に対する満たされないニーズを定期的なヒアリングで集めました。多くの患者さんに共通する悩み(FACT)を起点にサンプル制作を重ね、本プロジェクトの趣旨に賛同し販売を担う株式会社MAISON SPECIALとともに、今までにない新しい衣服を完成させました。
乾癬患者さんの声から生まれた衣服の販売開始にあたり、NTT東日本関東病院皮膚科 部長 五十嵐 敦之 先生は次のように述べています。「専門医として日々乾癬患者さんと向き合っていますが、衣服に対して約7割もの患者さんが悩んでいることは、驚きでもありました。患者さんがよりよい生活を築くために、『適切な治療』はもちろんのこと、『日常生活の課題の解消』も重要です。今回のような異業種間の連携を通じて、患者さんの悩みを軽減する斬新な取り組みに強く賛同します。」
一般社団法人INSPIRE JAPAN WPD乾癬啓発普及協会の代表 奥瀬正紀氏は「日本に50~60万人いるとされている乾癬患者の多くは、症状とその見た目から精神的にも大きな負荷がかかっています。これまで衣服の悩みは着たい服を着るのを『諦めなければならないこと』でしたが、この悩みが軽減されることでQOL(生活の質)が向上すると考えます。衣服開発においては「服の機能」や「商品名」など細かな点にも、患者の声が多く取り込まれています。この衣服をきっかけに、疾患認知や『乾癬は感染しない』ことへの理解が進むことを願っています」と述べています。
ヤンセン代表取締役社長のクリス・フウリガンは「ファッションは我慢するものではなく、楽しむものであって欲しいと考えます。患者会とアパレル企業、そして製薬会社の初のコラボレーションで生まれたFACT FASHIONは、乾癬の認知向上と理解を深めるとともに、患者さんの生活の質(QOL)の向上に尽力するという、当社のコミットメントを示すものです」と述べています。
■ FACT FASHION商品展開について
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/6157/table/195_1.jpg ]
■ 乾癬について
乾癬は、未だに根治療法が見つかっていない、慢性の皮膚疾患です。世界で約1億2500万人、日本では約50-60万人の患者さんがいるとされ※2,※3、日本では近年増加傾向にあります。症状によっていくつかの種類に分類されますが、特徴的な症状として、皮膚が赤くなる「紅斑」、もりあがる「浸潤」、細かいかさぶたのような「鱗屑」、フケのようにボロボロとはがれ落ちる「落屑」がみられます。また、関節が腫れたり痛んだりすることもあります。外敵から体を守る免疫作用の過剰な働きが主な原因で、感染する病気ではありません。遺伝や生活習慣などさまざまな理由によって発症すると考えられています。
■ 乾癬患者の生活課題に関する実態調査について
調査対象: 乾癬患者さん 500名
(医師に乾癬と診断されており、3年以内に入通院したことのある20歳以上の男女。乾癬;尋常性乾癬,関節症性乾癬(乾癬性関節炎),滴状乾癬,乾癬性紅皮症,汎発性膿疱性乾癬,その他の乾癬)
調査地域: 日本全国
調査時期: 2020年7月13日~7月14日
調査手法: インターネット定量調査(調査実施機関:楽天インサイト株式会社)
■『FACT FASHION商品一覧』
シャツ 【商品名】NEW BASIC SHIRT
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/6157/table/195_2.jpg ]
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[表3: https://prtimes.jp/data/corp/6157/table/195_3.jpg ]
ジャケット・パンツ 【商品名】WOOL 0.00% JACKET&PANTS
[表4: https://prtimes.jp/data/corp/6157/table/195_4.jpg ]
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[表5: https://prtimes.jp/data/corp/6157/table/195_5.jpg ]
スウェット 【商品名】HANDS - FREE SWEATSHIRT
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[表7: https://prtimes.jp/data/corp/6157/table/195_7.jpg ]
■ ヤンセンについて
ヤンセンが目指すのは、病が過去のものになる未来をつくることです。治療が困難な病を過去のものとするために、科学の力で病に打ち克ち、画期的な発想力で多くの人々に薬を届け、真心を持って癒し希望を与えます。私たちはがん、免疫疾患、精神・神経疾患、ワクチン・感染症、代謝・循環器疾患、肺高血圧症の分野で貢献ができると考え、注力しています。
ヤンセンに関する詳しい情報はwww.janssen.com/japan/をご覧ください。
www.facebook.com/JanssenJapan/をフォローしてください。
ヤンセンファーマ株式会社は、ジョンソン・エンド・ジョンソンの医薬品部門であるヤンセンファーマグループの一員です。
<出典>
※1医療用医薬品製造販売会社として。当社調べ。2020年11月25日現在
※2 Kubota, K., et al.: BMJ. Open., 5:1, 2015.
※3 照井正 他:臨床医薬 , 30:279, 2014.
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