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iOS 26.6、7月27日リリース見込み iOS 27のSiri AIに備えSpotlightを裏で事前構築

(macrumors.com)[写真拡大]
AppleはiOS 26.6のRelease Candidate(RC)を7月20日に開発者と公開ベータテスターへ配布し、一般向けリリースは7月27日になると見込まれている。ただし、Appleはこの日付を公式には確認していない。目立った新機能はないが、Appleのリリースノートによれば、iOS 27に備えたSpotlightインデックスの最適化が含まれている。これは、秋にiOS 27へアップグレードした直後のSiri AIの利用体験を大きく左右する可能性がある。
■RC配布から一般公開までの流れ
Release Candidate(RC)は、Appleのベータテスト工程における最終段階に位置づけられる。iOS 26.6 RCとして指定されたビルド番号23G71は、次の日曜である7月27日にユーザーの「設定」アプリに表示されるソフトウェアと、ほぼ同一になる公算が大きい。今回のRCは、それ以前の5回のベータ版を経て配布されたもので、テストサイクルは5月下旬に始まった。
AppleはiOS 26.6と同時に、iPadOS 26.6、macOS Tahoe 26.6、watchOS 26.6、visionOS 26.6、tvOS 26.6のRCを配布した。さらに、旧バージョンのmacOSを利用するMacユーザー向けに、macOS 15.7.8およびmacOS 14.8.8のメンテナンスアップデートも配布している。
RCの配布から1週間後に一般公開するのはAppleの通例だが、保証されたスケジュールではない。Cult of Macは7月27日が最も可能性の高い公開日だと指摘しているものの、Appleはこの日付を公式には確認していない。日曜までに問題が見つかれば、公開が7月28日以降にずれ込む可能性もある。ベータ版を利用していないユーザーは、特定の公開時刻を前提にせず、「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」を確認するとよい。
■Spotlightの事前インデックス化──今回のアップデートの本命
iOS 26.6で最も重要な変更は、設定画面には表示されない。理解するには、iOS 27の目玉機能となるSiri AIが内部で何を必要とするのかを押さえておく必要がある。
iOS 27のSiri AIは、メッセージ、メール、写真、ファイル、サードパーティー製アプリに関する自然言語の質問に答えられる。これは、端末内だけに保存されたセマンティックインデックスを検索する仕組みによるものだ。キーワードを照合する従来のSpotlightとは異なり、このインデックスはデータを意味に基づくベクトル表現として格納する。そのため、「先月友人が話していたレストラン」と検索した場合、友人が「レストラン」という単語を一度も入力していなくても、タイ料理店に関する「メッセージ」の会話を見つけられる。このインデックスはAppleのFoundation Modelsを使って構築され、App Schemasを通じて各アプリが公開するデータを処理する。対象は、10年分に及ぶ可能性があるメッセージ、メール、写真、書類などだ。
6月に開発者がiOS 27ベータをインストールした際に浮上した問題は、このインデックスの初回構築に非常に長い時間がかかることだった。開発者からは、端末に「検索とSiriを最適化中」という進行状況が数日から1週間以上にわたって表示されたとの報告があった。この期間中、Siri AIのパーソナルコンテキスト機能は一部利用できない。まだインデックス化されていない情報を、アシスタントが検索できないためだ。
Appleの解決策は、iOS 27が公開される前に、iOS 26.6でインデックスの構築を始めておくことだ。iOS 26.6をインストールすると、iPhoneはバックグラウンドでセマンティックSpotlightインデックスの構築を開始し、今秋のiOS 27公開までの数週間をかけて処理を進める。9月にユーザーがiOS 27へアップグレードする際には、インデックスをゼロから作り直すのではなく、増分更新が行われる。iOS 27ベータを利用する開発者によれば、この増分更新は数週間ではなく数時間で完了するという。
技術的な理由は明快だ。セマンティックインデックスの構築は計算負荷が高く、バックグラウンド処理のリソースを長時間使用する。Appleとしては、大規模アップグレードによって端末に負荷がかかるiOS 27の公開時にこの処理を集中させるか、比較的負荷の少ないiOS 26.6の利用期間に分散させるかという選択肢があった。Appleは後者を選んだことになる。ほかの条件が同じであれば、iOS 26.6を事前にインストールしたユーザーは、iOS 26.6を飛ばしてiOS 27へ直接アップグレードしたユーザーよりも、アップグレード初日から高速で充実したSiri AIの機能を利用できると見込まれる。
■コードで確認された盗難対策機能──7月27日には搭載されず
ベータテスターとコード調査者は、iOS 26.6の開発ビルドから、さらに注目される機能を発見した。iPhoneが激しくひったくられたことを検知した瞬間に端末をロックする、センサーフュージョン方式の盗難対策機能だ。AppleのRCリリースノートでは、この機能がiOS 26.6に搭載されないことが確認されている。
この検出アーキテクチャは、9to5Macが5月にiOSのベータコードから特定したもので、その後のすべてのビルドにも含まれている。システムは5つのシグナルを同時に評価する。加速度計は、ランニングやサイクリングで生じる滑らかな軌道とは異なる、激しいひったくりの力の方向と大きさを検出する。ジャイロスコープは、端末が急に別の方向へ動かされた際に生じる急激な回転を検出する。ペアリングされたApple Watchは、Watchが所有者の手首に残ったままiPhoneが急速に離れた場合に、Bluetooth上の距離が急増したことを測定する。さらに、自宅やオフィスなど既知のWi-Fiネットワークに接続している場合はロックを抑制し、認識済みの場所ではジオフェンスも同様に機能する。5つの条件がそろうとiPhoneがロックされ、「盗難デバイスの保護」が有効になる。保存されたパスワードや決済情報へのアクセスには生体認証が必要となり、Apple Accountのパスワード変更には1時間の待機時間が設けられる。
コードからはまだ分からない重要な点がある。この機能を動作させるためにApple Watchが必須なのか、それともApple Watchがペアリングされていない場合でも、iPhoneが自機のセンサーだけを使った機能限定版として動作できるのかという点だ。Forbesは5月の報道で、この未解決の問題を取り上げた。Appleは、この機能自体も最終的な仕様も公式には確認していない。iPhoneユーザーのおよそ3分の1がApple Watchを所有していないことを踏まえると、この機能が将来提供された際に、実際にどれだけのユーザーが保護の恩恵を受けられるかを左右する問題となる。
動きを利用する盗難検知機能における技術上の課題は、誤検知率の調整だ。過剰に反応してロックするシステムでは、サイクリストやランナー、あるいは子どもにスマートフォンをつかまれることがある保護者にとって使いにくくなる。一方、慎重に調整しすぎれば、実際の盗難を検知できない可能性がある。
この機能が対象とする盗難問題は現実に起きている。情報公開制度によって得られたデータによると、ロンドン警視庁は2024年にロンドンで11万7,211件の携帯電話盗難を記録した。ロンドン市長室は、取締り活動によって2025年には約7万1,000件へ減少し、減少率は12.3%だったと報告している。ただし、その減少は盗難対策の専従警察部隊に対する過去最大規模の投資後に生じたものだとも説明している。このひったくり対策機能がiOS 26.6に搭載されるのか、iOS 27で初めて提供されるのか、あるいは別のアップデートとして公開されるのかについて、原文中には相反する記述があり、最終的な提供時期は明確になっていない。
■ブロック済み連絡先の通知──規制対応と重なる小規模な変更
iOS 26.6では、ブロック済み連絡先の登録数が上限に近づくと通知が表示される。iOSのコードには、この上限が2万件と記載されている。大半のユーザーには関係のない制限であり、2万件の連絡先をブロックするには意図的な操作が必要となる。一方、Appleの「ファミリー共有」や「スクリーンタイム」を利用して、子どもに連絡できる相手を制限している保護者にとっては、これまで通知されなかった上限を把握できるようになる。
この変更は、Appleが英国とEUで重複する児童保護関連の規制スケジュールに対応している時期に導入される。TechTimesの過去の報道によると、Appleは3月のiOS 26.4で英国のユーザー向けに端末上での年齢確認機能を導入し、英国の通信・放送規制機関Ofcomから好意的な反応を得た。英国オンライン安全法の2回目の対応期限では追加のペアレンタルコントロールが求められており、AppleはiOS 27で提供する計画だ。iOS 26.6のブロック済み連絡先に関する通知は、その方向に向けた小さいながらも目に見える一歩となる。
■iOS 26.6に含まれないもの
iOS 27がベータ段階にあり、Appleの開発作業が秋のリリースに集中するなか、iOS 26.6にはLiquid Glassの新たなデザイン変更、Apple Intelligenceの追加機能、新しいSiri機能はいずれも含まれない。
今回のアップデートのセキュリティパッチで修正される具体的な脆弱性も、まだ公開されていない。これは、パッチが一般公開されるまで脆弱性の詳細を伏せ、悪用され得る期間を最小限に抑えるというAppleの通例に沿ったものだ。
macOS Tahoe 26.6も、Appleが複数のプラットフォーム向けアップデートを同時に公開してきたパターンに沿って、iOS 26.6と同じ日に公開される見込みだ。
■iOS 26.6の入手方法
ベータ版を利用していないユーザーに事前準備は必要ない。米国時間の7月27日になると、iPhoneとiPadでは「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」、Macでは「システム設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」にアップデートが表示される見込みだ。Appleは通常、太平洋時間の午前遅い時間帯にソフトウェアアップデートを公開する。原文が例示する太平洋夏時間の午前10時であれば、日本時間では7月28日午前2時となる。
RCを先行してインストールしたい開発者や公開ベータ参加者は、「ベータアップデート」を有効にし、無料のApple Accountをbeta.apple.comに登録していれば、同じ「ソフトウェアアップデート」画面からインストールできる。
■注目ポイントQ&A
●iOS 26.6の一般公開はいつになる見込みですか
2026年7月27日が一般公開日の有力な予測です。AppleがRCを配布してから1週間後にアップデートを一般公開してきた過去のパターンに基づくもので、iOS 26.6のRCは7月20日(月)に配布されました。Appleのソフトウェアアップデートは太平洋時間の午前10時前後に公開されることが多いものの、正確な公開時刻は事前には発表されません。Appleは7月27日という日付を公式には確認していません。
●iOS 27にアップグレードする前に、なぜiOS 26.6をインストールした方がよいのですか
iOS 26.6は、iOS 27のSiri AIがメッセージ、メール、写真、アプリに関する個人的な質問に答えるために使用する、端末内セマンティックインデックスの構築を先行して始めます。この準備をせずにiOS 27へアップグレードした開発者からは、インデックスの構築に1週間以上かかり、その間、Siri AIのパーソナルコンテキスト機能を一部利用できなかったとの報告があります。iOS 26.6をインストールすれば、iOS 27の公開までの数週間を利用してインデックスをバックグラウンドで構築できます。そのため、アップグレード時にはゼロから構築するのではなく増分更新となり、開発者の報告では数週間ではなく数時間で完了します。9月にiOS 27へアップグレードする予定であれば、iOS 26.6を事前にインストールすることで、アップグレード初日の利用体験が改善する可能性が高いと考えられます。
●iPhoneのひったくり対策機能はiOS 26.6に搭載されますか
いいえ。AppleのRCリリースノートによれば、この機能はiOS 26.6には搭載されません。ひったくり対策機能へのコード上の参照は複数のiOS 26.6ベータビルドで確認されていますが、ユーザーが利用できる形でテストされたことはなく、Appleも提供時期を公式には確認していません。原文のFAQには、7月27日のiOS 26.6正式版、この秋のiOS 27、または別のポイントアップデートのいずれで提供されるか分からないとの記述もありますが、これはRCリリースノートで非搭載が確認されたとする本文の記述と整合していません。Appleからこの機能に関する公式発表はありません。
●ひったくり対策機能を使うにはApple Watchが必要ですか
この点は未解決です。検出システムは、ペアリングされたApple WatchとのBluetooth上の距離を5つの入力のひとつとして利用します。これは、iPhoneが単に落下したのではなく、所有者の手首から離れる方向へ動いたことを確認するためです。機能の動作にApple Watchが必須なのか、それともApple Watchがない場合には、iPhoneの加速度計とジャイロスコープだけを使った感度の低いモードへ切り替わるのかは、Appleの説明でも、公開されているベータコードの解析でも確認されていません。iPhoneユーザーのおよそ3分の1がApple Watchを所有していないとされるため、多くのユーザーがこの機能を利用できるかどうかを左右する重要な問題です。
元記事: iOS 26.6 Rolls Out July 27 With Spotlight Pre-Index That Cuts iOS 27 Siri Wait
※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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