エムアップホールディングス 26年3月期は2ケタ増収増益、期末配当金の増配を発表

2026年5月19日 11:32

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記事提供元:フィスコ

*11:32JST エムアップホールディングス---26年3月期は2ケタ増収増益、期末配当金の増配を発表
エムアップホールディングス<3661>は15日、2026年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比23.0%増の317.15億円、営業利益が同23.1%増の50.03億円、経常利益が同32.1%増の54.32億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同78.4%増の29.69億円となった。

コンテンツ事業の売上高は前期比24.9%増の272.72億円、セグメント利益は同24.2%増の45.15億円となった。ファンクラブ・ファンサイト事業等の売上高は同27.0%増の245.65億円となった。主力アーティストの安定した貢献に加え、複数の大型アーティストによる活発な活動や新規ファンクラブ開設が奏功し、有料会員数及び売上高は前年度比で大幅に増加した。利益面は、通期全体では前年度の利益水準を維持したが、会員数が急速に拡大した特定の大型ファンコミュニティにおいて、契約形態に基づいた収益配分(ロイヤリティ)の負担が相対的に高く、増収幅に対する利益の寄与が限定的となった。また、アプリ開発やインフラ整備費用の増加もあり、利益率は低下傾向が見られた。周辺サービス領域では、「bubble for JAPAN」において、参画アーティストの拡充による収益化が一段と進展した。また、メタバース空間「FANPLANET」などを通じた次世代ファン体験の構築を継続するとともに、米国において現地法人を設立した。EC事業の売上高は同8.8%増の27.07億円となった。アーティストのラインナップ拡充に加え、販売チャネルの拡大を継続した。また、ライブ動員数の回復を背景に、商品取扱高は好調に推移した。収益面においては、オンラインくじ「Fanpla Chance」が、収益の成長を牽引した。一方で、商品構成(セールスミックス)の変化に伴い、売上高に対する利益率は低下傾向となっている。これは、手数料相当額を売上計上する(原価が発生しない)従来のグッズ受託販売に対し、「Fanpla Chance」は販売総額を売上計上しロイヤリティ等を原価として差し引く形態であるため、利益額が着実に増加する一方で、会計上の利益率は相対的に低く算出されることによる。当年度におけるコンテンツ事業全体の売上高は増収となり、着実に業容を拡大している。一方、利益面は、EC事業における過年度売上高の取消(0.56億円)に伴う利益の減少がセグメント全体に影響を及ぼしたことに加え、コンテンツ領域における原価構成の変化等があったことから、利益の伸びは増収幅に対して限定的なものとなった。

電子チケット事業の売上高は同12.2%増の43.99億円、セグメント利益は同28.3%増の13.53億円となった。音楽ライブ市場の活況を背景に、電子チケットの発券枚数は過去最高を記録した。また、公式チケットトレードにおいては、音楽領域での導入拡大に加え、非音楽領域への採用が一段と進展し、取扱枚数・取扱高ともに極めて好調に推移した。これらに加え、各種手数料の改定による収益性の向上も寄与し、当セグメントの成長を力強く牽引した。周辺領域のデジタルカードコレクション事業では、新たなスポーツ領域への展開を継続した。一方で、比較的売上規模が限定的な案件におけるカード制作コストの負担増に加え、収益配分(ロイヤリティ)比率の高いカテゴリの売上構成比が上昇したこと等により、収益性は前年度を下回る推移となった。

2027年3月期通期の連結業績予想については、現時点で適正かつ合理的に算出することが困難であるため、開示していない。なお、業績予想については、事業の進捗状況を精査し、合理的な予測が可能となった時点で速やかに公表するとしている。

また、2026年3月期において業績が堅調に推移したことを踏まえて、総合的に勘案し、当年度の期末配当予想については、前回発表予想から7.50円増配の1株当たり20.00円にすすることを発表した。《KT》

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