テック株中心に利食い売りが膨らみ61000円台割れ【クロージング】

2026年5月18日 16:47

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記事提供元:フィスコ

*16:47JST テック株中心に利食い売りが膨らみ61000円台割れ【クロージング】
日経平均は大幅続落。593.34円安の60815.95円(出来高概算26億7000万株)と1日以来8営業日ぶりに61000円台を割り込んで取引を終えた。前週末の米国株の下落や長期金利の上昇を嫌気して値がさハイテク株中心に利益確定売りが膨らんだ。また、時間外取引での米国株価指数先物が軟調に推移していたこともあり、投資家のリスク回避姿勢が強まる形となり、日経平均は前場終盤に向けて下げ幅を広げ60376.98円まで下押しした。その後は押し目買いなども入り、下げ渋る場面もあったものの、概ね60800~61000円を中心としたもみ合い推移となった。

東証プライム市場の騰落銘柄数は、値下がり銘柄が1100を超え、全体の約7割を占めた。セクター別では、サービス、精密機器、海運など5業種が上昇。一方、輸送用機器、繊維製品、卸売、パルプ紙など28業種が下落した。指数インパクトの大きい
ところでは、リクルートHD<6098>、テルモ<4543>、太陽誘電<6976>が堅調だった半面、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>が冴えなかった。

前週末の米国市場は、原油価格が高止まりする中、インフレ抑制のため金融引き締めを迫られるとの懸念が強まり、主要株価指数は下落した。なかでもSOX指数が4%を超える下落となったことから、東京市場も売り先行で始まった。国内長期金利が2.8%へと上昇するなど、世界的に金利が上昇しており、半導体・AI関連株中心に大きく下落し、日経平均の下げ幅は一時1000円を超えた。一方、市場予想を上回る決算を先週末に発表したキオクシアHD<285A>がストップ高まで買われたほか、金利上昇による利ざや改善期待からメガバンクなど金融株にも値を上げる銘柄が目立った。

米・イラン間の戦闘に収束の兆しが見えず、米原油価格は一時1バレル=108ドル台へと上伸している。インフレの持続で各国中央銀行が利上げを余儀なくされるのではないかとの見方が強まり、長期金利の上昇要因に。日本時間の21日早朝には米エヌビディアが決算を発表する予定だ。引き続き金利動向は注意を向けておく必要がある要因であることは間違いない一方、エヌビディアの決算リスクを踏まえたポジション調整の動きも当然あったとみられる。好決算銘柄の選別物色による幕間つなぎ的な動きを引き続き想定しておきたい。《CS》

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