ムサシ 26年3月期増収・営業利益2ケタ増、選挙システム機材が順調に推移

2026年5月18日 13:40

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記事提供元:フィスコ

*13:40JST ムサシ---26年3月期増収・営業利益2ケタ増、選挙システム機材が順調に推移
ムサシ<7521>は15日、2026年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比8.5%増の405.86億円、営業利益が同39.4%増の46.77億円、経常利益が同0.5%減の47.16億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同18.3%減の28.03億円となった。

情報・印刷・産業システム機材の売上高は前期比5.3%減の178.07億円、利益面では文書のデジタル化事業の受注減少と印刷システム機材の利益率低下により、営業利益は同98.5%減の0.12億円となった。情報・産業システム機材は、スキャナーなどの電子化機器や業務用ろ過フィルターの販売が増加したほか、LTOテープも堅調に推移した。また、工業用検査機材も航空・宇宙関連中心に点検業務需要を取り込み堅調に推移した。一方、文書のデジタル化事業は官公庁・自治体などの大型案件予算縮小により、受注が伸び悩んだ。印刷システム機材は、印刷材料の販売が若干低調に推移したほか、機器の販売も需要低迷の影響で落ち込んだ。

金融汎用・選挙システム機材の売上高は同47.5%増の138.80億円、利益面でも選挙システム機材増収の影響により、営業利益は同102.6%増の43.15億円となった。金融汎用システム機材は、セキュリティ機器や金融機関の集中部門向けシステム機器の販売が順調に推移したが、貨幣処理機器の販売は、新札発行に伴う更新需要の反動減の影響で低調に推移した。選挙システム機材は、東京都議会議員選挙や参議院議員選挙に加え、2月に衆議院議員選挙が実施され、投票用紙交付機や読取分類機など機器の販売が好調だったほか、投開票管理システムの販売やサポート業務も伸長したため、前年実績を大幅に上回った。

紙・紙加工品の売上高は同3.0%減の86.25億円、営業利益は同24.4%減の1.33億円となった。医薬品や化粧品向け紙器用板紙などの販売は順調に推移したが、印刷用紙や情報用紙の販売が需要減少の影響を受け落ち込んだ。

2027年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比16.3%減の339.59億円、営業利益は同87.3%減の5.96億円、経常利益は同84.5%減の7.32億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同86.1%減の3.91億円を見込んでいる。《KT》

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