TENTIAL上方修正、急成長ウェルネス株の持続力は

2026年5月14日 13:57

印刷

ANA国際線ファーストクラス全路線で2026年4月から提供が始まった「BAKUNE」(画像: TENTIALの発表資料より)

ANA国際線ファーストクラス全路線で2026年4月から提供が始まった「BAKUNE」(画像: TENTIALの発表資料より)[写真拡大]

 TENTIAL(325A、東証グロース市場、テンシャル)は、「健康維持など高付加価値の機能性寝衣が柱。寝具・サンダルも」(会社四季報特色欄)とされる。業績欄の見出しは【増額】。

【こちらも】エムスリー、収益回復基調も株価f下落 アナリストは強気維持

 昨年2月末に上場。公開価格2000円に対し、初値2600円で生まれた。上場後初の今26年8月期は変則7カ月決算。「売上高280億4600万円、営業利益30億2000万円」計画で始まり、中間期(164億7100万円、21億8900万円)発表と同時に通期計画を「330億円8100万円、38億400万円」に上方修正。中間期の決算説明会での創業者社長:中西裕太郎氏の「鼻息は荒い?」。こんな具合だ。

<自社ECサイトの比率は90%を超えている。加えて今期は阪急梅田店・日本橋三越店に店舗も開設した>。

<広告宣伝費は5億5800万円計画から8億7200万円に上乗せした。が売上高営業利益率は10.8%から11.5%に改善した>。

<寝具の売上高は前年同期比231%増、(ズボン等)ワークカテゴリー182%増、フット234%増。主力のリカバリーウェアの伸び率を超えた>。

 今後の展開をとくと見守りたいが、そもそも中西氏とはどんなキャリアの持ち主なのか。

 高校時代はサッカー選手。埼玉の強豪チームでインターハイ出場を果たしている。東京FMで自ら、こう語っている。

 「幼稚園ぐらいからサッカー楽しんでいた。ポジションはミットフィルダー。2歳年上の先輩がプロ入りした際、背番号を引き継いだ。インターハイ直後に病気になった。自ら判断し、プロ入りを断念した。

 なにかに集中したいと思った。そんな時、当時のアメリカ大統領:オバマ氏の『プログラミングを学べ』という動画を観た。妙に感化された。独学で学んだ。プログラミング学習サービスを手掛ける創業メンバーにもなった。

 その後、リクルートに転じた。ベンチャー企業と大企業の双方に身を置いて学んだことは大きい。リクルート時代、こう考えるようになった。アスリートの身体のケア情報って、まだ必要とされているのではないだろうか!!・・・現役のアスリートや斯界の先生方の力を借り現業を立ち上げた。資金なし。リクルートからつなぎになる仕事を回してもらったこともある。

 ウェルネス産業で日本の代表企業を作っていきたい」。

 本稿作成中の株価は3000円台終盤。1月8日に4920円までつけた後、3月23日に3245円と整理が進んだ後の反発・揉み合い場面。IPO人気解消か否かは暫く様子見が賢明か。前記の今期上方修正発表と並行し1対3の株式分割を行っている・・・(記事:千葉明・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事