ケンコーマヨネーズ、26年3月期減益も大幅増配、27年3月期も連続増配予想

2026年5月12日 07:54

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

(決算速報)  ケンコーマヨネーズ<2915>(東証プライム)は5月11日に26年3月期連結業績を発表した。各利益は減益だった。コスト上昇と価格改定のタイムラグ、本社移転費用発生などが影響した。配当は大幅増配とした。27年3月期については増収を見込むが、利益面は原材料価格高止まりなど不透明感を考慮して小幅減益予想としている。ただし保守的だろう。積極的な事業展開で収益回復を期待したい。なお27年3月期の配当については連続増配予想としている。株価は3月の戻り高値圏から反落して軟調だが、高配当利回りや低PBRも評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。

■26年3月期減益、27年3月期小幅減益予想だが連続増配予想

 26年3月期の連結業績は売上高が前期比0.7%増の923億54百万円、営業利益が14.3%減の41億55百万円、経常利益が13.4%減の43億29百万円、親会社株主帰属当期純利益が16.4%減の29億26百万円だった。配当は前期比24円増配の67円(第2四半期末23円、期末44円)とした。連続増配で配当性向は33.7%となる。現中長期経営計画のフェーズ3(32年度~35年度)で計画していたDOE2.5%を前倒しで実施した。

 売上高は小幅増収だった。総菜関連事業等のフレッシュサラダが減少したが、マヨネーズ・ドレッシング類が伸長した。各利益は減益だった。コスト上昇と価格改定のタイムラグ、本社移転費用発生などが影響した。配当は大幅増配とした。

 調味料・加工食品事業(同社単体ベースの事業)は売上高(外部顧客に対する売上高)が2.2%増の734億34百万円、営業利益(セグメント間取引等調整前)が20.6%減の30億94百万円だった。全体として増収(サラダ・総菜類は増収、タマゴ加工品は前期並み、マヨネーズ・ドレッシング類は増収)だが、価格改定のタイミングのズレや、鶏卵相場の高止まりによる原材料費の増加などの影響により減益だった。

 総菜関連事業等(連結子会社の事業)は、売上高が4.1%減の181億80百万円、営業利益が16.4%増の10億04百万円だった。売上面は販売先における一部内製化の影響により減収だが、利益面は価格改定効果により増益だった。

 全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高が226億75百万円で営業利益が7億62百万円、第2四半期は売上高が232億66百万円で営業利益が11億82百万円、第3四半期は売上高が243億21百万円で営業利益が16億20百万円、第4四半期は売上高が220億92百万円で営業利益が5億91百万円だった。

 27年3月期の連結業績予想は売上高が前期比5.0%増の970億円、営業利益が3.7%減の40億円、経常利益が4.1%減の41億50百万円、親会社株主帰属当期純利益が3.0%減の28億40百万円としている。配当は予想前期比3円増配の70円(第2四半期末35円、期末35円)としている。連続増配で予想配当性向は36.3%となる。

 売上面は増収を見込むが、利益面は原材料価格高止まりなど不透明感を考慮して小幅減益予想としている。ただし保守的だろう。積極的な事業展開で収益回復を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は3月の戻り高値圏から反落して軟調だが、高配当利回りや低PBRも評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。5月11日の終値は2029円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS193円09銭で算出)は約11倍、今期予想配当利回り(会社予想の70円で算出)は約3.4%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS2886円81銭で算出)は約0.7倍、時価総額は約334億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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