関連記事
【注目銘柄】あさひは増収増益転換業績を青切符制度や原油高がフォローして5連騰
あさひ<3333>(東証プライム)は、前日6日に8円高の1399円と5営業日続伸して引け、取引時間中には1415円まで上値を伸ばし、今年4月3日につけた年初来高値1457円を視野に捉えた。4月3日に2月期決算を発表し、今2027年2月期業績を増収増益転換と予想したことを手掛かりに、内需割安株への買いが増勢となった。ファンダメンタルズ面では、4月1日から施行された自転車の交通違反に対して反則金を課す「交通反則切符(青切符)制度」や、中東情勢の緊迫化によるガソリン価格上昇が業績押し上げ要因とみられる。テクニカル面では、25日移動平均線が75日移動平均線を上抜くゴールデンクロス(GC)を示現し、上昇トレンド転換を示唆したことも支援材料。
■国内保有自転車6000万台へのアプローチを強化し周辺事業に注力
同社の今2027年2月期業績は、売上高862億7800万円(前期比6.0%増)、営業利益43億円(同9.2%増)、経常利益44億4000万円(同6.5%増)、純利益27億3000万円(同20.3%増)と増収増益転換を見込む。国内の自転車新車販売台数は、物価上昇などによる個人消費の伸び悩みを背景に乗り換え需要が鈍化し、年間500万台規模での減少が続いている。この環境下、同社は販売店を前期末の557店から580店に拡大し、業界シェアを前期の25%から26%へ引き上げるとともに、国内保有自転車6000万台へのアプローチを強化する。リサイクル・リユースや修理などの周辺事業に注力し、同事業の売上高を74億円(前期比2.6倍)へ拡大させる計画であり、これが業績寄与要因となる。
この周辺事業の業績押し上げ要因として期待されるのが「青切符制度」である。スマートフォンを見ながらの運転やブレーキ故障などの車体不整備といった幅広い交通違反に対し反則金が課されることとなり、車体整備需要や関連グッズ需要の拡大につながる見通しだ。また、米国・イスラエルによるイラン攻撃やイランの報復攻撃を背景に原油価格・ガソリン価格が上昇しており、通勤・通学手段として自動車から自転車への切り替えも想定される。2020年の新型コロナウイルス感染症のパンデミックでは「三密回避」を背景に自転車特需が発生しており、同様の需要再燃も期待される。
■GC示現で上昇トレンド転換を示唆しPER13倍台の割安修正を加速
株価は、前期業績の四半期決算発表時や下方修正時に長い下ヒゲを伴って1200円台前半で下値を確認し、その後は1300円台へリバウンドするボックス相場が続いていた。今期業績の増益転換見通しと「青切符制度」施行による特需期待を背景にボックス上限を上抜け、25日線が75日線を上抜くGCを示現して上昇トレンド転換を示唆している。PERはなお13.3倍と割安水準にあり、年初来高値更新後は2025年1月高値1523円、さらに2024年11月高値1755円を目指す展開が想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞・インベストメントナビゲーター:株式投資情報編集長=浅妻昭治)
【関連記事・情報】
・【株式市場特集】IPO株にリベンジ相場の兆し、66社の希少性が投資家心理を刺激(2025/12/22)
・【株式市場特集】円高メリット株に再注目、出遅れ紙・パ株に掉尾の一振(2025/12/15)
・【株式市場特集】金先物高騰で「ジパング」再生、産金・都市鉱山・リユース株に年末ラリーの主役(2025/12/8)
・京都ヒューマノイドアソシエーションに3社が新規参画、純国産ヒューマノイドロボット開発の体制を強化(2025/12/3)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
