クエスト Research Memo(7):連結配当性向35%以上、DOE4.0%以上を目安に安定的に配当を実施する方針

2025年12月23日 12:17

印刷

記事提供元:フィスコ

*12:17JST クエスト Research Memo(7):連結配当性向35%以上、DOE4.0%以上を目安に安定的に配当を実施する方針
■株主還元策

連結配当性向35%以上、DOE4.0%以上を目安に安定的に配当を実施する方針

クエスト<2332>は、株主還元を経営の重要施策の1つと位置付けており、業績成長に伴う利益配分と将来成長に向けた投資、並びに不測の事態への備えとのバランスを重視した資本政策を採用している。配当方針においては、財務健全性を損なうことなく内部留保を適切に確保したうえで、連結配当性向35%以上、DOE4.0%以上を目安に、持続可能かつ安定的な配当水準の維持・向上を図る姿勢を明確にしている。過年度においても安定的な事業の成長、高い財務健全性、収益性を背景に安定的な配当を実施してきており、同社の還元策への信頼性は高い。

2025年3月期は創業60周年記念配当を含み58円(普通配当53円、記念配当3円)を実施した。2026年3月期は普通配当を増配し、55円の配当を実施する予定である。今後も市場との対話を通じて、資本コストを意識した資本政策を強化し、企業価値向上と株主リターンの両立を目指す経営が期待される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 中西 哲)《MY》

関連記事