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磁気式医療器具のコラントッテ、好収益を走る 株価も順調

(画像: コラントッテの発表資料より)[写真拡大]
コラントッテ(7792、東証グロース)。磁気式医療機器の卸・販売を展開。2021年7月上場。
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最近、野球などプロスポーツを観戦していると首に磁気が付いたネックレス?をしばしば目にする。あれこそが、コラントッテの主力商品:磁気健康ギア。
コラントッテを覗き込んで観たいとと思ったキッカケは、12月15日。受給早々の年金を懐に、新宿を歩いた時だった。街に出る前に新宿駅・地下鉄線エリアをブラブラ歩いていた際に目にした、壁板広告だった。モーツァルト/モナリザ/ゴッホなど馴染みの深い御仁達が「自分も実は肩凝りなのだ」と語りかけるような、「ホントはみんな肩コリ展」と題するコラントッテの広告である。
上場企業とは知らなかった。家に戻り調べたところ「順調な収益推移」を示す存在だった。上場直後の2021年9月期が「30.3%増収、28.1%営業増益」。以降も前9月期まで「24.3%増収、47.2%増益」-「15.9%増収、6.9%増益」-「10.0%増収、47.6%増益」-「16.4%増収、20.6%増益」といった具合。21年9月期に12円配当を早々に開始、前期の配当は42円配。そして今9月期は「15.6%増収(80億円)、5.0%増益(19億円)、44円配」計画。
1997(平成9)年創業。N極S極交互配列による、磁気健康ギア:コラントッテ発売。いまや国内21店舗・EC体制で越境ECも展開するコラントッテ設立の「何故」が気になり、IR担当者に「現代表の小松克巳氏自身が、肩凝りに悩まされていたのか」と問い合わせた。
返ってきた答えはこうだった。「起業との関連は分からないが、毎日コラントッテをつけて元気にしている」と宣伝?されてしまった。
公開初値は公開公募価格:1100円に対し、1385円。新規公開株としては「適当」と言える始まりだった。
ことのついでに?・・・IPO株人気を調べてみた。(今年は減少、と言われているが)24年の新規公開企業は86社。そして初値>公開価格組は64社。初値<公開価格は19社。初値=公開価格は3社。総じてIPO株は「事前取得の価値あり」と言えそうだが・・・
コラントッテ株の時価は1400円台前半。予想税引き後配当利回り2.44%水準。11月12日に1596円まで買い直された後の押し目場面。時価は初値を上回っており今後の展開を考える時、要となるのは収益動向か・・・(記事:千葉明・記事一覧を見る)
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