東証グロ-ス指数は3日続伸、内需物色の中でバイオ関連などに関心か

2025年12月8日 17:42

印刷

記事提供元:フィスコ

*17:42JST 東証グロ-ス指数は3日続伸、内需物色の中でバイオ関連などに関心か
東証グロース市場指数 878.83 +4.66/出来高 2億7969万株/売買代金 1259億円東証グロース市場250指数 670.99 +3.48/出来高 1億4313万株/売買代金 986億円

 本日のグロース市場では、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数がそろって3営業日続伸。値上がり銘柄数は283、値下がり銘柄数は293、変わらずは32。
 5日の米国市場でダウ平均は104.05ドル高の47954.99ドル、ナスダックは72.99ポイント高の23578.13で取引を終了。ダウ平均、ナスダック総合指数ともに上昇して寄り付き、その後も堅調に推移した。FOMC(連邦公開市場委員会)での追加利下げ観測が相場を下支えした。ただ週末のポジション調整による売り圧力から上値は重く、終日、小幅な値動きに終始した。
 こうした米国市場を横目に、東証グロース市場指数は売り買いが交錯してスタート。一時上伸するも、伸び悩み前週末終値付近での保ち合いに。ただ、前場中頃からは再動意し、上げ幅を拡大。後場も寄り付き後はやや伸び悩む場面もあったが、結局は大引けにかけて堅調推移を維持して終えている。内需株への資金シフトの観測もグロース銘柄の追い風となったもよう。
 個別では、35.21%高となったPostPrime<198A>が上昇率トップに。トランスGG<2342>、ラクオリア<4579>、免疫生物<4570>、フェニックスバイオ<6190>などバイオ関連の銘柄への物色も目立った。売買代金上位銘柄では、ハートシード<219A>、豆蔵<202A>などが上昇。その他値上がり率上位銘柄では、アクリート<4395>、BRANU<460A>、ココナラ<4176>などがランクイン。
 一方、13.45%安となったvisumo<303A>が下落率トップに。売買代金上位銘柄では、Aiロボティクス<247A>、サンバイオ<4592>などが下落。その他値下がり率上位銘柄では、THECOO<4255>、トラースOP<6696>、スタメン<4019>などがランクイン。
 なお、東証グロース市場Core指数の構成銘柄では、フリー<4478>やTKP<3479>などが上昇した一方、GNI<2160>などが下落。


[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]

・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 198A|ポストプライム | 192| 50| 35.21|
2| 2342|トランスG | 363| 80| 28.27|
3| 4579|ラクオリア創薬 | 1429| 300| 26.57|
4| 4570|免疫生物研究所 | 1695| 300| 21.51|
5| 6190|PXB | 605| 68| 12.66|
6| 4395|アクリート | 937| 90| 10.63|
7| 219A|ハートシード | 2014| 191| 10.48|
8| 460A|BRANU | 1294| 121| 10.32|
9| 4176|ココナラ | 350| 30| 9.38|
10| 4316|ビーマップ | 1049| 83| 8.59|

・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 303A|visumo | 1165| -181| -13.45|
2| 4255|THECOO | 1868| -207| -9.98|
3| 6696|トラースOP | 308| -32| -9.41|
4| 4019|スタメン | 765| -65| -7.83|
5| 462A|ファンディーノ | 832| -68| -7.56|
6| 3807|フィスコ | 126| -10| -7.35|
7| 335A|ミライロ | 369| -28| -7.05|
8| 402A|アクセルスペース | 450| -33| -6.83|
9| 431A|ユーソナー | 2500| -179| -6.68|
10| 4572|カルナバイオ | 225| -16| -6.64|《FA》

関連記事