ファーマライズHDが急伸、5月決算は予想を下回ったが積極的に不採算店舗を閉店、中期計画にも期待

2025年6月26日 11:09

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■3年後の売上高700億円(25年5月期実績比10.2%増)などめざす

 ファーマライズHD(ファーマライズホールディングス)<2796>(東証プライム)は6月26日、朝寄り後に12%高の567円(62円高)まで上げて一気に年初来の高値を更新し、その後は伸びきれないが530円(25円高)前後で堅調に売買されている。25日の夕方に発表した2025年5月期の連結決算は24年12月に開示した前回予想を全体に下回り、営業利益は前期比67.9%減だったが、「次期以降の利益を回復させるため、積極的に不採算店舗の閉店を決定」(発表資料より)し、『足場を固め、さらなる飛躍へ』と題した「中期経営計画」(令和8年5月期から令和10年5月期:2026年5月期~28年5月期)も発表、期待買いが集まった。

 中期経営計画では、患者中心の薬局運営の継続、応需処方せん枚数増加に向けた取組の徹底、M&Aの成果を早期に確実に得られるような仕組みづくりを推進、調剤薬局事業以外の既存事業の再構築、などを推進し、最終年度(令和10年5月期)の経営指標として、売上高700億円(25年5月期実績比10.2%増)、営業利益16億円(同5.5倍)などをめざすとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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