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マルマエは25年8月期個別業績・配当予想を上方修正、連結業績は大幅増収増益予想
マルマエ<6264>(東証プライム)は6月20日に25年8月期の個別業績予想および配当予想の上方修正を発表した。個別業績については生産性向上効果などが寄与する。また25年8月期連結業績(第3四半期より連結決算に移行)予想を公表した。連結業績についてはKMアルミニウム(以下、KMAC)の新規連結(5カ月分)が寄与する。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は地合い悪化の影響を受けた4月の安値圏から反発して戻り歩調の形だ。上値を試す展開を期待したい。なお7月11日に25年8月期第3四半期決算発表を予定している。
■25年8月期個別業績・配当予想を上方修正、連結業績は大幅増収増益予想
25年8月期通期の個別業績予想は売上高が前期比60.7%増の76億32百万円、営業利益が11倍の17億23百万円、経常利益が40倍の16億74百万円、そして当期純利益が67倍の12億64百万円とした。
前回予想(24年10月11日付の期初公表値、売上高76億円、営業利益16億円、経常利益15億円、当期純利益10億65百万円)に対して、売上高を32百万円、営業利益を1億23百万円、経常利益を1億74百万円、当期純利益を1億99百万円、それぞれ上方修正した。売上高についてはほぼ想定水準だが、利益面については生産性改善効果などが寄与する見込みだ。
25年8月期連結業績(KMACを新規連結して第3四半期より連結決算に移行)予想は、売上高が112億54百万円、営業利益が19億円、経常利益が17億14百万円、親会社株主帰属当期純利益が12億65百万円とした。
売上面は主にKMACの5カ月分(25年4月より新規連結)の売上高36.2億円が寄与する。利益面では、のれん等の発生に伴う償却費1億28百万円、株式取得関連費用(販管費)約1億円、借入金増加による金利負担が77百万円、それぞれ発生するが、同社単体ベースでの営業利益1.2億円上振れ、KMACの営業利益4億円などを見込む。
配当予想については期末10円上方修正して前期比10円増配の40円(第2四半期末15円、期末25円)とした。連結ベースの予想配当性向は40.0%となる。
なおKMACを通期連結する26年8月期の業績見通し、および新中期事業計画を25年8月期第3四半期決算発表までに公表予定としている。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。
■株価は戻り歩調
株価は地合い悪化の影響を受けた4月の安値圏から反発して戻り歩調の形だ。上値を試す展開を期待したい。6月20日の終値は1422円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS99円93銭で算出)は約14倍、今期予想配当利回り(会社予想の40円で算出)は約2.8%、前期実績PBR(前期実績の非連結BPS566円10銭で算出)は約2.5倍、そして時価総額は約186億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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