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【株式市場】日経平均は494円安となり2日続落、米中間の緊張再燃など懸念され材料株を個別物色
◆日経平均は3万7470円67銭(494円43銭安)、TOPIXは2777.29ポイント(24.28ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は17億43万株
6月2日(月)後場の東京株式市場は、引き続き米中関係の悪化懸念や円高が手控え要因になり、日本製鉄<5401>(東証プライム)は一段下押して始まったまま弱もみあい、ホンダ<7267>(東証プライム)は一段ジリ安など、冴えない銘柄が見られた。一方、半導体関連株や大手商社株には下げ止まる銘柄が見られ、日経平均は後場寄り直後の644円安(3万7320円)を下値に一進一退を続け、大引けは2日続落となった。
後場は、アドウェイズ<2489>(東証プライム)が一段と上げて一時ストップ高となり、30日に発表した「TikTok Shop」の利用支援事業を連日好感。JCRファーマ<4552>(東証プライム)も一段と上げて2日連続ストップ高となり引き続きサンバイオ<4592>(東証グロース)の新薬製造受託を材料視。協栄産業<6973>(東証スタンダード)は終日買い気配のまま大引けでストップ高となり加賀電子<8154>(東証プライム)によるTOB(株式公開買付)を材料視。アサカ理研<5724>(東証スタンダード)も終日買い気配のまま大引けでストップ高となり車載用リチウムイオン電池の再生、希少金属回収事業の開始など好感。バリュークリエーション<9238>(東証グロース)は後場一時急伸しアドウェイズと同様に「TikTok Shop」の利用支援事業の開始発表を受け買い集中。
東証プライム市場の出来高概算は17億43万株(前引けは8億611万株)、売買代金は3兆8398億円(同1兆8510億円)。プライム上場1630銘柄のうち、値上がり銘柄数は562(前引けは490)銘柄、値下がり銘柄数は1012(同1066)銘柄。
東証33業種別指数は5業種(前引けは3業種)の値上がりにとどまり、倉庫運輸、建設、保険、不動産、石油石炭、が値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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