【株式市場】日経平均は1円安で4日ぶりに反落、後場円安が鈍化、TOPIXは小高い

2025年5月28日 16:14

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は3万7722円40銭(1円71銭安)、TOPIXは2769.51ポイント(0.02ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は18億418万株

 5月28日(水)後場の東京株式市場は、午前中の円安が鈍化したことなどで自動車株の中に中盤から小安くなる銘柄が散見され、半導体関連株も15時前から軟化する銘柄があった。半面、ローム<6963>(東証プライム)は一段と上げ生成AIサーバー向けパワー半導体の新製品に関する報道を好感。アステナHD<8095>(東証プライム)は14時に発表した業績予想の大幅な増額修正が好感され急動意。日経平均は次第に上げ幅を縮める展開になり、大引けは小幅安で4日ぶりの反落となった。

 後場は、太陽HD<4626>(東証プライム)が米投資ファンドから買収提案との報道を受けて急伸しストップ高。日東紡<3110>(東証プライム)も一段と上げ株主総会招集通知でデータセンター向け需要の急増など示され注目再燃。日本精密<7771>(東証スタンダード)は大幅に出直り「継続前提の注記」解消で急騰した後の調整一巡とされ再び買い増加の見方。ブルーイノベーション<5597>(東証グロース)は米宇宙航空企業との戦略提携が材料視され前後場とも終日買い気配のままストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は18億418万株(前引けは7億9915万株)、売買代金は4兆ニチレイ<2871>(東証プライム)億円(同2兆71億円)。プライム上場1631銘柄のうち、値上がり銘柄数は792(前引けは1122)銘柄、値下がり銘柄数は763(同430)銘柄。

 東証33業種別指数は17業種(前引けは30業種)が値上がりし、値上がり率上位は、保険、石油石炭、水産農林、空運、医薬品、ガラス土石、ゴム製品、食料品、繊維製品、化学、輸送用機器、卸売り、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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