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バリューC Research Memo(10):配当性向15%を目途に継続的な配当を実施する方針
*14:10JST バリューC Research Memo(10):配当性向15%を目途に継続的な配当を実施する方針
■株主還元策
1. 配当政策
バリュークリエーション<9238>は、株主に対する利益還元については、重要な経営課題として認識しており、配当政策としては株主利益の最大化と内部留保のバランスを図りながら、当面は配当性向15%を目途に継続的な配当を実施する方針である。具体的には、業績及び資金繰りを考慮した財務の健全化、将来の事業展開のための内部留保などを総合的に勘案のうえ決定する方針である。内部留保資金については、財務体質の強化と人員の拡充・育成をはじめとした収益基盤の多様化や収益力強化のための投資に活用する方針である。同社の剰余金の配当は、現時点では期末配当の年1回を基本的な方針としている。なお、同社は、取締役会の決議により、毎年8月31日を基準日として中間配当を行うことができる旨を定款に定めている。これらの剰余金の配当の決定機関は、期末配当については株主総会、中間配当については取締役会である。以上により、2024年2月期の1株配当金を6.0円とし、2025年2月期の1株配当金は6.5円を予定している。なお、2024年3月16日付で普通株式1株につき2株の株式分割を行っており、2024年2月期の1株配当金は遡及修正済みである。
株主還元強化のため株主優待制度を導入
2. 株主優待制度
同社は、株主の日頃からの支援に感謝するとともに、同社株式への投資魅力を高め、より多くの株主に中長期的に同社株式を保有してもらうことを目的に株主優待制度の導入を決定した。また、同社は2024年11月に上場1周年を迎えることとなり、株主の日頃の支援に感謝の意を表すため、上場1周年記念株主優待を実施することを決定した。株主優待制度の対象となる株主は、毎年2月末日現在の株主名簿に記載または記録された1単元(100 株)以上の株式を保有している株主とし、また、上場1周年記念株主優待の対象となる株主は、2024 年8月末日現在の株主名簿に記載または記録された1単元(100 株)以上の株式を保有している株主となる。
株主優待の内容として、毎年2月末日に、100株以上500株未満を持つ株主にQUOカード500円分、500株以上を1年未満所有する株主にQUOカード1,000円分、500株以上を1年以上所有する株主にQUOカード2,000円分を贈呈する予定である。また、上場1周年記念株主優待として、2024年8月末日に100株以上を所有する株主にQUOカード1,000円分を贈呈する予定である。贈呈の時期は、株主優待が毎年2月の定時株主総会終了後の発送を予定、上場1周年記念株主優待が2024年11月中の発送を予定している。上場1周年記念株主優待については今回限りであり、今後については同社の株主還元策を総合的に勘案していく方針である。なお、株主優待制度は、2025年2月末日現在の株主名簿に記載または記録された株主を対象として開始する予定である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)《AS》
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