ユーロ週間見通し:伸び悩みか、日本の為替介入を警戒

2024年4月6日 14:53

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記事提供元:フィスコ

*14:53JST ユーロ週間見通し:伸び悩みか、日本の為替介入を警戒
■強含み、米利下げ予想維持でユーロ売り縮小

今週のユーロ・ドルは強含み。週前半は中東情勢の悪化を警戒したユーロ売り・米ドル買いが優勢となった。しかしながら、米国経済は2%インフレに向かっているとの見方は変わらず、年内3回の利下げ予想は維持されていることから、ユーロ売り・米ドル買いは縮小。ユーロ買い・円売りもやや優勢となり、週後半はおおむね1.08ドル台を維持した。取引レンジ:1.0725ドル-1.0877。

「もみ合いか、米国の引き締め的な金融政策を意識

来週のユーロ・ドルはもみ合いか。ユーロ圏のインフレ指標は高止まり、欧州中央銀行(ECB)の早期利下げ観測はやや後退しているようだ。域内経済の回復期待はユーロの支援材料に。ただし、米国のインフレ指標の改善が目立ち、米国の引き締め的な金融政策を意識してユーロ買い・米ドル売りが一段と拡大する可能性は低いとみられる。

予想レンジ:1.0700ドル-1.0950

■強含み、域内経済の回復を期待したユーロ買いも

今週のユーロ・円は強含み。日本の為替介入が警戒されたが、欧州中央銀行(ECB)の早期利下げ観測はやや後退し、域内経済の回復が期待されたことから、リスク回避的なユーロ売りは縮小。原油価格の上昇を意識したユーロ買いも観測され、一時165円に迫る場面があった。取引レンジ:162円62銭-164円92銭。

■伸び悩みか、日本の為替介入を警戒

来週のユーロ・円は伸び悩みか。ユーロ圏やドイツのインフレ指標の高止まりを受け、欧州中央銀行(ECB)の早期利下げ観測は後退しつつある。域内経済の回復期待もユーロを支援する。一方、日本政府は円安進行で為替介入に踏み切るとの見方は残されており、リスク選好的なユーロ買い・円売り拡大の可能性は低いと予想される。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・11日:欧州中央銀行理事会:(政策金利は据え置き予想)

予想レンジ:162円50銭-165円50銭《FA》

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