【株式市場】日経平均の大引けは201円高、反発、NYダウ最高値など好感、材料株物色も旺盛

2024年3月29日 16:17

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は4万369円44銭(201円37銭高)、TOPIXは2768.62ポイント(17.81ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は後場増加し17億5159万株

 3月29日(金)後場の東京株式市場は、三菱重<7011>(東証プライム)が一段ジリ高となり、戦闘機輸出に向けた環境整備への期待など言われ、今夜のNY株が休場のためか材料株物色が活発で、4月1日から日経225採用のZOZO<3092>(東証プライム)、ディスコ<6146>(東証プライム)、ソシオネクスト<6526>(東証プライム)なども一段と上げた。日経平均はやや値を消して始まり小動きが続いたものの、14時頃から再び上値を追い353円64銭高(4万521円71銭)まで上げ、大引けは200円高で前日比反発。TOPIXも反発した。

 14時に自己株消却を発表した大成建<1801>(東証プライム)は伸び悩んだが、特別利益を発表したトクヤマ<4043>(東証プライム)は一段高。28日に発行株数の11%超規模の自社株買いなど発表した小糸製<7276>(東証プライム)は朝から大引けまで気配値のままストップ高。オンワードホールディングス<8016>(東証プライム)は2月決算予想の.増額が好感され高値を更新。クックパッド<2193>(東証スタンダード)は自社株買いなど好感されて大引けまでストップ高。ファンデリー<3137>(東証グロース)はアサヒビールとの協業や全農とのコラボ新商品など材料豊富で調整一巡から再び急伸。

 29日は2銘柄が新規上場となり、グリーンモンスター<157A>(東証グロース市場)は前引け間際に1700円(公開価格980円の73%高)で初値をつけ、前場1990円の高値引け。後場は一進一退で大引けは1619円。マテリアルグループ<156A>(東証グロース市場)は1085円(公開価格は1180円)で初値をつけ、高値は前場の1180円、大引けは1030円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は後場増加し17億5159万株(前引けは7億2863万株)、売買代金は5兆890億円(同1兆8459億円)。プライム上場1652銘柄のうち、値上がり銘柄数は1367(前引けは1363)銘柄、値下がり銘柄数は253(同247)銘柄。

 東証33業種別指数は海運、ゴム製品を除く31業種(前引けは海運を除く32業種)が値上がりし、値上がり率上位は、繊維製品、不動産、建設、パルプ紙、空運、電力ガス、非鉄金属、鉱業、機械、金属製品、銀行、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

【関連記事・情報】
【株式市場特集】配当利回りで見る市場のチャンス!注目すべき銘柄の動向(2024/03/04)
【株式市場特集】敗者復活戦に挑む木材関連株と地震関連株、上昇基調に乗るチャンス(2024/02/26)
【株式市場特集】2月末の権利取りで注目される高配当利回り株ランキング!明暗分かれる業績動向とは(20234/02/19)
【株式市場特集】日経平均の最高値更新に向けて注目の3点セット銘柄を徹底分析(20234/02/13)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事