OpenAI、選挙でのAI悪用防止のため利用規約を改訂へ

2024年1月19日 16:38

印刷

記事提供元:スラド

 OpenAIは15日、2024年11月に迫っている米大統領選挙に向けて、人工知能(AI)の悪用防止を目的として、ChatGPTとAPIの利用規約を改訂する計画を発表した(OpenAIブログ CNET JapanBloomberg)。

この規約改訂では、政治キャンペーンやロビー活動を目的としたアプリケーションや、投票意欲を削ぐなどして民主的手続きへの参加を抑止するようなアプリケーションの構築を禁止。実在の人や組織のふりをするチャットボットの作成も禁止することが挙げられている。

さらに、OpenAIは画像の信頼性を向上させるために、2024年の早い時期にC2PAのデジタル認証情報(電子透かし)を導入する計画だという。ユーザーはこの認証情報を通じて、生成された画像の出所に関する詳細を確認できるようになるとしている。

 スラドのコメントを読む | ITセクション | テクノロジー | グラフィック | 人工知能 | ニュース | 政治 | インターネット | アメリカ合衆国

 関連ストーリー:
トランプ前米大統領の元顧問弁護士の誤解により、Google Bardの生成した架空の判例が法廷に提出される 2024年01月07日
国家機密漏洩の疑いで拘束中のパキスタンの政治家、AI合成ボイスで演説 2023年12月23日
選挙関連の質問に対するMicrosoft Copilotの回答、正解は3分の1以下という調査結果 2023年12月17日
神奈川県真鶴町でAI政治家が立候補 2023年11月14日
欧州議会、AI規制案を採択 2023年06月16日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事