ドイツ、EV補助金を1年前倒しで終了へ

2023年12月20日 15:53

印刷

記事提供元:スラド

 ドイツ経済省は16日、電気自動車(EV)の購入に支給する補助金制度を17日で終了すると発表した。この補助金はCOVID-19対策に使われなかった予算600億ユーロ(653億6000万ドル)を転用し、電気自動車(EV)の購入時に支給していたものだったが、ドイツ憲法裁判所が転用は無効との判決を下した(ロイター日経新聞)。

これによりドイツ政府は気候変動対策に関連する一部計画の棚上げを余儀なくされる事態になったという。このため制度の終了時期を当初予定の2024年末から1年前倒しする。既に申請済みの分については補助金を支給するものの新規の申請は受け付けないとしている。ドイツ政府は2030年までに1500万台のEVを普及させる目標を掲げていたが、この急な支援停止により、ドイツを含む欧州でEV普及の勢いが鈍る可能性が出てきたとしている。

 スラドのコメントを読む | EU | ニュース | 交通 | お金

 関連ストーリー:
中国BYD、小型EVを363万円で日本発売。投入第2弾 2023年09月25日
日本カー・オブ・ザ・イヤー、日産「サクラ」三菱「eK クロス EV」で軽自動車が初受賞 2022年12月13日
環境省、来年度予算で軽EV普及のための購入補助。ガソリン車相当の価格に 2021年09月14日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事