4日の香港市場概況:ハンセン0.8%安で続落、マカオ・カジノに売り

2023年10月4日 18:00

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記事提供元:フィスコ

*18:00JST 4日の香港市場概況:ハンセン0.8%安で続落、マカオ・カジノに売り
4日の香港市場は、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前日比135.38ポイント(0.78%)安の17195.84ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が66.50ポイント(1.12%)安の5882.68ポイントとそろって続落した。ハンセン指数は連日で年初来安値を更新している。売買代金は576億2630万香港ドルに縮小し、今年最低を更新した(3日は861億2080万香港ドル)。


内外環境の不透明感が投資家心理を冷やす流れ。米金利の上昇、中国の景気懸念などが引き続き重しとなった。米金融引き締めの長期化を米金融関係者が相次ぎ示唆する中、昨夜の米債券市場では、米10年債利回りが16年ぶりの高水準を連日で切り上げている。世界銀行は2日、2024年の中国経済成長率見通しについて、前回予想の4.8%から4.4%に下方修正した。(亜州リサーチ編集部)


ハンセン指数の構成銘柄では、中国インターネット検索最大手の百度集団(9888/HK)が4.1%安、旅行サイト中国大手の携程集団(9961/HK)が3.8%安、中国中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が3.2%安と下げが目立った。


セクター別では、マカオ・カジノが安い。永利澳門(1128/HK)が3.2%、金沙中国(1928/HK)が3.0%、新濠国際発展(200/HK)が2.8%、銀河娯楽集団(27/HK)が2.6%ずつ下落した。


自動車セクターもさえない。小鵬汽車(9868/HK)が3.9%安、比亜迪(1211/HK)が3.2%安、北京汽車(1958/HK)が1.8%安、蔚来集団(9866/HK)が1.7%安で取引を終えた。


非鉄や鉄鋼、セメントなど素材セクターも売られる。中国宏橋集団(1378/HK)が2.0%安、江西銅業(358/HK)が1.5%安、中国東方集団HD(581/HK)が4.2%安、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が3.2%安、安徽海螺水泥(914/HK)が2.6%安、中国建材(3323/HK)が1.8%安で引けた。


一方、中国本土市場は中秋節・国慶節の大型連休により、10月6日まで休場となっている。

亜州リサーチ(株)《CS》

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