BMW、新型5シリーズ発売　EVやマイルドハイブリッドが登場

　BMWは13日、ミドルクラスセダン「5シリーズ」の新型を発売した。523iとi5は2023年第4四半期以降、523d xDriveは2024年第1四半期以降に納車予定だ。新型5シリーズでは、EVやマイルドハイブリッドモデルが初登場し、デジタル機能の改良も見られる。

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　5シリーズでは初めて、EV（電気自動車）をラインアップ。対象はi5で、量販モデルであるeDriver40、MパフォーマンスモデルのM60 xDriveの2モデルが登場する。

　i5 eDrive40は、リチウムイオン電池により81.2kWhの総エネルギー量を発揮。走行可能距離はフル充電で、477km～582km（ヨーロッパ仕様値）。i5 M60 xDriveの走行可能距離は、455km～516kmだ。

　48Vマイルドハイブリッド搭載のモデルも、5シリーズで初めて採用された。対象モデルは523i、523d xDriveだ。523iは2L直列4気筒のガソリンエンジンを採用しており、これまでより高精度なターボシステムや、ツインインジェクションを組み合わせている。これにより躍動的かつ低燃費の走りを見込める。

　一方で523d xDriveは、2L直列4気筒のディーゼルエンジンをマイルドハイブリッドと組み合わせている。シーケンシャルツインターボの精度向上やピストンの計量化などにより、軽快な走りを期待できる。

　新型5シリーズでは、デジタル機能の進化もポイントだ。ハンズオフ機能をともなった渋滞運転支援機能、完全自動駐車につながるパーキングアシストプロフェッショナルを採用。ほかにも「OK、BMW」と話しかけて目的地設定や車両操作ができる、コネクティビティなども見逃せない。

　希望小売価格は798万円～1548万円。