北海道で発見された紫外線で光る新鉱物、「北海道石」として認定

2023年5月30日 11:52

印刷

記事提供元:スラド

北海道で新種の鉱物が見つかり「北海道石」として国際機関に登録されたそうだ。相模中央化学研究所や東海大学、大阪大学の発表によれば、北海道石(学名:hokkaidoite、ホッカイドウアイト)は北海道の鹿追町や愛別町の山林にあったオパールの中から発見されたという。紫外線を当てると鮮やかに光るという特徴がある(HTB北海道ニュースNHK)。

鉱物のほとんどが無機鉱物だが、今回の北海道石は有機鉱物の一種。植物などが元になった炭化水素を含むため有機鉱物は日本ではこれまでに発見例がなかった。世界的に見てもわずかで極めて珍しいとしている。地層の中の生物の遺骸が火山の地熱を受けてできたものと推定され、石油ができるメカニズムの解明にもつながる可能性があるとのこと。 

スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | 地球 | サイエンス

 関連ストーリー:
富山の県立高、「地学」が6年開講なし 2023年04月24日
120年前に落下した隕石が正式に「越谷隕石」として確定・登録される 2023年03月28日
Blue Origin、月の模擬土から太陽電池を作る 2023年02月16日
米上院委、自動車各社にウイグル強制労働と供給網の関係確認を求める 2022年12月28日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事