京都・円町に「イオンスタイル西ノ京小町」、11月2日オープンへ

2022年10月20日 08:13

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イオンスタイル西ノ京小町の開業イメージ(イオンリテール発表資料より)

イオンスタイル西ノ京小町の開業イメージ(イオンリテール発表資料より)[写真拡大]

 イオンリテールは、京都市の円町地区に「イオンスタイル西ノ京小町」(京都市中京区西ノ京冷泉町)を、11月2日にオープンする。鮮度と健康にこだわった地場の食材を集め、単身者や子育て世代が多い地域住民に提供する。

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 イオンスタイル西ノ京小町は約3,500平方メートルの敷地に建てられた平屋建てで、売り場面積約1,000平方メートル。鮮度にこだわった食材を集めるため、野菜は京都市中央卸売市場で調達するだけでなく、京都市近郊の農業従事者と提携して新鮮な京野菜を売り場に並べる。鮮魚は京都府舞鶴市の舞鶴漁港などで日本海育ちのとれたてを仕入れ、対面販売する。

 抗生物質や合成抗菌剤、遺伝子組み換え作物を一切入れていない飼料で育てた豪州タスマニアビーフ、植物由来の食品をできるだけ取れるようにしたベジティブシリーズなど、プライベートブランド「トップバリュ」の中から健康にマッチする食材の品ぞろえを強化する。

 地域で人気の名店とのコラボ商品にも力を入れる。京都珈琲商工組合と連携し、「小川珈琲」、「三喜屋珈琲」、「ワールドコーヒー」など12社のコーヒーを集めるほか、イオン限定のスイーツを並べる。

 専門店は歯科診療所の「たけち歯科クリニック円町」、クリーニングの「SEIYOSHA」、小児科診療所の「中野こども医院」が入居し、順次開業を予定している。

 円町地区は北野天満宮や達磨寺として知られる法輪寺など寺社が多く、古刹と住宅街が不思議なコラボを見せている。その一方で、近隣に大学が多いこともあり、単身者の居住が目立つほか、30~40代の子育て世代が京都市の平均値より高い割合で暮らしている。

 イオンリテールはこうした顧客層に地場の新鮮な食材、イオングループが力を入れる健康に配慮した食材を提供し、地域の暮らしを支える店舗を目指している。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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