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海亀が増えて、ウミショウブの藻場が減少 西表島
記事提供元:スラド
読売新聞の記事によれば、沖縄県西表島に近い黒島などで絶滅危惧種のアオウミガメが近年急増中だという。この影響で石垣島と西表島周辺海域でしか生息していないこちらも絶滅危惧種の海草・ウミショウブが食い荒らされてしまうという問題が発生しているとのこと。このため環境省はアオウミガメの食害対策を盛り込んだ計画を策定することになったという(読売新聞、西表在来植物の植栽で地域振興を進める会、西表島の藻場保全)。
アオウミガメの黒島での生息数は2010年段階では約200頭だった。ところが2019年には約400頭と倍増しているそうだ。国内最大の産卵地である小笠原諸島でも同様の傾向があり、「小笠原海洋センター」によると、1984年の5000匹弱から2015年には5万匹を超えるまで増えたとしている。アオウミガメが急増した背景には、捕食者であるサメが漁協によって駆除されるようになったことも一因であるようだ。
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