Microsoft、IE11退役を前にEdgeのIEモードを強化

2022年4月2日 16:22

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記事提供元:スラド

Microsoft は 3 月 29 日、Microsoft Edge の Internet Explorer (IE) モード機能強化を発表した(Windows Experience Blog の記事The Register の記事On MSFT の記事Windows Central の記事)。

スタンドアロンの Internet Explorer 11 (IE11) は日本時間 6 月 16 日をもって半期チャネルの Windows 10 でのサポートが終了し、その後の累積更新プログラムで無効化される。IE モードの機能強化はこれを見据えたものだ。まず、IE11 無効化後も IE モードで IE COM オブジェクトの呼び出しが正常に行えるよう、Windows 10 / 11 の最新のアップデートでは機能が復元されているという。Windows 11 では既に IE11 が無効化されており、IE モード上ではアプリが正常に動作しないとの報告を受けていたようだ。Microsoft では IE11 無効化に向けた最優先課題として修正に取り組み、既に幅広い提供が行われているとのこと。

また、IE モードのセッションと Microsoft Edge のセッションとの間で cookie の双方向共有が可能になるそうだ。これまでは Microsoft Edge のセッションから IE モードのセッションに cookie が共有されていたが、逆方向には共有されていなかった。Microsoft Edge 100 以降では cookie が双方向で共有されるようになるほか、Microsoft 365 管理センターのクラウドサイトリスト管理のエクスペリエンスでは cookie 共有の制御が行えるようになっている。 

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