輸入車のモールを白サビから守る「アルカリブロックキーパー」 KeePer技研

2022年4月2日 14:52

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輸入車のウィンドウフレームモールを白サビから守る「アルカリブロックキーパー」施工イメージ(画像:KeePer技研発表資料より)

輸入車のウィンドウフレームモールを白サビから守る「アルカリブロックキーパー」施工イメージ(画像:KeePer技研発表資料より)[写真拡大]

 KeePer技研は1日、新サービス「アルカリブロックキーパー」を2022年4月上旬より、全国のKeePer LABO、KeePer PROSHOPで順次販売を開始すると発表した。多くの輸入車のウィンドフレームモールなどに使用される、アルミナ製モールに発生する白サビを解決するサービスだ。

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 輸入車のウィンドウフレームには、シルバーのモールが使用されているが、素材はアルミ合金をアルマイト処理してサビ止めしたものだ。その理由は、ヨーロッパでは酸性雨が非常に多いためであり、その対策としてアルマイト処理されたアルミ合金が使われている。

 日本国内でも酸性雨は観測されるが、中国から春先にやってくる黄砂の時期には、アルカリ性の雨になるという。黄砂に含まれる物質は炭酸カルシウムが主要な成分となり、これが日本で雨が降ると酸性雨からアルカリ性の雨に変えてしまう。このアルカリ性の雨が、輸入車のウィンドウフレームモールを白くさせてしまうのだ。

 そこでKeePerでは、輸入車のウィンドウフレームなどが白サビに侵されない「アルカリブロックキーパー」を開発した。特許出願中の特殊な手法を用い、耐アルカリ性の特殊なシリコーンオリゴマーで厚い被膜を作ることにより、白サビの元であるアルカリ性の雨の浸透を防止。いつまでも綺麗な常態を維持する。

 今まで輸入車オーナーは、ウィンドウフレームの白サビに頭を悩ませて、新品に交換していた人も少なくない。実際に「アルカリブロックキーパー」はどれだけ白サビが防げるのだろうか。化学物質評価研究機構において実施された実証実験によると、PH13という強い水酸化ナトリウムを滴下し、80度で1時間放置しても全く白サビが発生しなかったという。(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る

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