ALSOK、ドローンでインフラ点検 空撮と自動巡回サービス提供

2021年11月8日 07:39

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米国Skydio社のSkydio 2をベースモデルとしたドローン。(画像: ALSOKの発表資料より)

米国Skydio社のSkydio 2をベースモデルとしたドローン。(画像: ALSOKの発表資料より)[写真拡大]

 ALSOK(東京都港区)は5日、社会インフラ点検向けにドローンの空撮と自動巡回サービスを開始した。まずは道路橋点検サポートを始める。同社はドローン事業の拡大に向けて、全国でパイロット育成も行う。

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 第1弾はNTT西日本のグループ会社と共同で、道路橋のドローン点検サポートサービスを販売する。全国には点検を必要とする橋が72万あり、膨大なコストがかかる。従来は交通規制を行って専用車両や目視で点検を行っていた。ドローンで代替すれば、交通規制の時間やコストを削減できる見込みだ。

 また、ドローンで巡回サービスも行う。ドローンポートで自動発着と自動充電を行い、定めたルートを自動で巡回飛行する。撮影した映像は警備室で監視できるようにしており、AIで人物検知も行う。工事現場の火災監視や、残留者の検知などが行える。

 巡回サービスはこれまでに東京スカイツリータウンや工場、大規模倉庫などですでに実証実験を行っており、今回商用化に至った。商業施設の閉店後の巡回や、工事現場の水漏れ監視、計器確認や不正侵入者の監視など、ドローン巡回の様々な用途を想定している。

 さらに、空撮業務に関してハイクオリティなサービスを展開するため、今年度中に50名以上のパイロット体制をつくる。育成を継続し、数年以内に100名以上の体制を構築する方針だ。

 ALSOKは2014年からドローンを用いてソーラー発電設備の点検空撮サービスを開始。その後、外壁調査などにサービス展開を広げてきた。ドローン事業を拡大すべく、社会インフラにも対象を拡大した格好だ。

 同社が使用するドローンは、米国Skydio社のSkydio 2をベースモデルとしたもの。橋梁下や屋内などGPSが届かない場所でも優れた飛行を行えるのが特徴だ。従来、ドローンが入り込めなかったような環境にも侵入できる。(記事:土佐洋甘・記事一覧を見る

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