東芝ビルの建替、浜松町のツインタワー「芝浦一丁目プロジェクト」が着工

2021年9月28日 16:33

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芝浦一丁目プロジェクトの完成イメージ(野村不動産発表資料より)

芝浦一丁目プロジェクトの完成イメージ(野村不動産発表資料より)[写真拡大]

 野村不動産と野村不動産ビルディング、JR東日本が共同で計画している東京都港区芝浦の大規模複合開発「芝浦一丁目プロジェクト」が10月1日に着工される。国家戦略特区の特定事業としてツインタワーを建設、オフィス、ホテル、商業施設、マンションを開発するもので、延べ床面積約55万平方メートルの大規模施設が出現する。

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 芝浦一丁目プロジェクトは、JR浜松町駅近くで計画され、区域面積約4.7ヘクタール。浜松町ビルディング(東芝ビルディング)を建て替えるS棟と、新たに建設するN棟のツインタワー構成で、東京湾岸部の新たなシンボルを目指す。2棟合わせた延べ床面積は約55万平方メートル。

 S棟は地下3階、地上43階建て、N棟は地下3階、地上45階建てで、ともに高さ235メートル。地下は駐車場や各種設備の機器室など、低層階は商業施設、中層階はオフィス、高層階はS棟がホテル、N棟がマンションになる。このほか、N棟には子育て支援施設や次世代エネルギー交流施設などが入る予定。

 起工式は工事関係者らが出席して28日に執り行われた。S棟は10月1日に着工し、2024年度の完成を予定している。N棟は2027年度に着工し、2030年度の竣工を目指す。

 環境対策では最先端の取り組みを実施する。都市再生特区では40%の二酸化炭素排出量削減が目標に設定されているが、最新の省エネ機器、構造を採用することで45%以上の削減ができる見通し。延べ床面積1万平方メートル以上で、用途ごとに定められた省エネ率を達成する建築部の評価基準ZEB Oriented(ゼロ・エネルギー・ビル・オリエンテッド)を取得する予定だ。

 さらに、カーボンニュートラル都市ガスの利用とともに、東京ガスと野村不動産によって4月に設立された東京ガス野村不動産エナジーが、燃料電池排ガスに含まれる二酸化炭素を有効利用して中和するシステムを、国内で初導入する。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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