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マネックス証券、単元未満株の買付手数料を無料に
マネックス証券は24日、国内株式における単元未満株取引の買付手数料を無料化すると発表した。7月5日約定分から開始。単元未満株取引の買付手数料無料化は、大手ネット証券で初となる。
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マネックス証券では、創業まもない2001年に「株式ミニ投資」として、単元未満株の取り扱いを開始。2010年には1株から取り扱いできる「ワン株(単元未満株)」としてサービスをリニューアルし現在に至る。
通常の株取引では単元株(100株単位)での取引が基本である。投資初心者や、限られた資金の中で投資をはじめてみたいユーザーにとっては、単元株での購入は、資金調達やリスク分散の面からハードルが高く感じる。そこで近年、単元未満株取引として、1株から取引できるサービスを提供する証券会社が増えている。マネックス証券のワン株では、国内ほとんどの株を1株から購入できるとしている。
ワン株取引の注文方法は、成行のみ。原則すべての注文が約定する。また、単元株式と同様に保有株数に応じて配当金等も受け取ることができる。さらに、NISA口座でも取引が可能。もちろんNISA口座での買付手数料も無料となる。
2019年には、投資SNSを通じて投資家同士が情報収集をしながら株式取引ができるスマートフォンアプリ「ferci(フェルシー)」の提供を開始。少額から資産運用をはじめてみたいという顧客のニーズをとらえ、さらに利便性が高まった結果、フェルシー経由の約80%はワン株取引であるという。
このような背景・経緯から、マネックス証券におけるワン株取引の買付手数料を無料化することになったという。これまでの買付手数料は約定金額の0.55%(税込)で、最低手数料は52円(税込)だった。今回、これらをすべて無料とする。
主要ネット証券各社の単元未満株における買付手数料は、現在次のようになっている。
auカブコム証券0.5%(最低手数料52円)、SBI証券0.55%(最低手数料55円)。松井証券では、売却のみ単元未満株の取り扱いをしており、単元未満株の買付は取り扱っていない。楽天証券は、買付、売却ともに取り扱いがない。(記事:大野 翠・記事一覧を見る)
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