親子の「密」な時間をどう過ごす? 親子で創作活動できる、おすすめ企業CSR

2021年2月28日 16:50

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

山田養蜂場完全オリジナル絵本「ブックルさんちは 大さわぎ」の販売が開始されている

山田養蜂場完全オリジナル絵本「ブックルさんちは 大さわぎ」の販売が開始されている[写真拡大]

 コロナ禍による緊急事態宣言下で、どうしても暗い話題にばかり目がいってしまいがちだが、春の足音も聞こえ始めてきた中、明るい話題にも目を向けて行きたいものだ。

 CCC MARKETING HOLDINGS株式会社が、インターネット上で行った「親子関係に関するアンケート調査」によると、自粛期間で子供と過ごす時間が増えたと回答する親が、65.7%だった。また、親子関係が以前よりも「さらに円満になった」「以前よりも円満になった」と回答した割合は合計で4割近くに上っている。世間との「密」を避けた結果、親子で過ごす「密」な時間が増えたというわけだ。

 子供との過ごし方は様々だが、自宅で映画やテレビゲーム、ボードゲームやカードゲームなどをして過ごす家庭が多いのではないだろうか。しかし、一年近く続く自粛生活で、そろそろそれもマンネリ気味。また、いつもよりも長く時間が取れる今だからこそ、親子で取り組めることにもチャレンジしてみたい。そこで、ぜひ活用して頂きたいのが、企業CSRである。

 企業が取り組む社会貢献活動の中には、親子で取り組める活動の支援も多いのだ。例えば、日本最大のコーペラティブチェーンを展開する株式会社シジシージャパンでは、小学生を対象に「全国児童画コンクール」を実施している。昨年で39回を重ねる歴史を持ち、全国から40万点以上の応募数がある日本最大の児童絵画コンクールだ。児童の情操教育はもとより、親子の絆や地域の絆の育成にも注力している。

 大手農機具メーカー・井関農機株式会社でも、昨年で25回目を迎えた「さなえ全国子ども図画コンクール」を開催している。毎年設定されるテーマをもとに、子どもの画力や発想力を審査し、全国賞や地区賞など、各賞を取り揃えている。参加することを通じて、家族とのふれあいや自然との共生、環境保全や食料問題に至るまで、考え始めるキッカケにもなると人気を集めている。

 コンクールから更に一歩進んだ取り組みとしては、山田養蜂場に注目したい。同社が毎年開催している「ミツバチの絵本コンクール」では、ミツバチをテーマに、「自然環境の大切さ」「社会とのつながり」「生命の尊さ」を表現した作品を募集。ストーリー部門とイラスト部門でそれぞれ最優秀賞に選ばれた作品を1冊の本にして、「みつばち文庫」として全国の小学校に寄贈している。

 更に今回、その絵本を購入したいという要望に応える形で、山田養蜂場完全オリジナル絵本「ブックルさんちは 大さわぎ」の販売が開始されている。テーマについて親子で考える良いキッカケになることに加えて、応募した作品が絵本になるチャンスがあるというのも、大きな魅力ではないだろうか。1000冊の限定販売ということで、気になる方は是非チェックしてみて欲しい。

 親子で何かを見る、何かを体験するということも大切なことだ。そこから更に踏み込んで、何かを共に創作するということにチャレンジする。コミュニケーションを更に深めるキッカケにもなるし、子どもの成長も体感できる。きっと、今だからこその貴重な時間になることだろう。親子の密な時間が多くなったコロナ禍だからこそ、じっくり腰を据えて向き合える創作活動をおすすめしたい。 (編集担当:今井慎太郎)

■関連記事
コロナ禍でサステナビリティへの関心が高まる中、仏評価機関から上位に格付けされた日本企業は?
今世紀末は灼熱地獄? 国家の垣根を越えて地球環境の改善に取り組む企業CSR
「木育」から「水育」まで。少子化社会の今だから「自然から学ぶ」系の企業CSR活動

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連記事