マイケル・ジャクソンのMoneyで学ぶ英語! 彼が伝えたかったこととは?

2021年1月16日 16:36

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 マイケル・ジャクソンの「Money」は1995年リリースのアルバム「History」に収められている1曲だ。20年以上も前の楽曲だが今まさにタイムリーと思える曲だ。今回はMoneyの歌詞から英会話に役立つフレーズをピックアップして紹介しよう。

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■for

 「Money, lie for it, spy for it, kill for it, die for it」暴騰の部分で訳は「マネー、その為に嘘をつき、嗅ぎまわり、殺し、死ぬ」のようになる。

 Forの後は名詞となり「~のため」となる。特に難しい単語ではないが「lie for it, die for it」などセットで覚えるとよい。「spy」は名詞だけでなく動詞としても使えるので覚えておこう。

■do or dare

 「Do or dare, the thrill for the money」は1stヴァースのラインで「一か八かの金の為のスリル」の様に訳せる。ポイントは「do or dare」。「dare」の意味は「あえて~する、思い切って~する」という意味で助動詞・動詞(他・自)・名詞と様々な役割がある。環境活動家のグレタ氏が発した「How dare you(よくもそんなことを!)」のフレーズが記憶に新しい。

■salute

 「敬礼する・敬意を表す」という意味の動詞・名詞。「You're saluting the flag. Your country trusts you(国旗に敬意を表し信頼を得る)」というセンテンスの部分はかなり早い。発音の練習にもなるだろう。

■lust, gluttony and greed

 「lust=情欲」「gluttony=大食」「greed=強欲」はキリスト教「7つの大罪」のうちの3つである。英語圏は基本的にキリスト教文化である。覚えておこう。

■swear

 日本語で「誓う」という意味。「If you know it's a lie then you will swear it.(嘘だと分かっていても神に誓うだろう)」というセンテンスには「lie」「swear」と対義語を用いている。

■even

「even」は「~ですら、~でさえ」と訳される単語で日常会話でも頻繁に使われる。サビとなる「Even sell my soul to the devil」は「悪魔に魂を売ることだってできる」という意味になる。他にも「even you」「even though」など、evenを使った表現を覚えておくと良いだろう。

 昨今アメリカの分断が懸念されている。マイケルのこの1曲はそのきっかけとなった大統領選挙を表現しているように思えて仕方がない。マイケルの死に関しても未だ様々な憶測が飛び交っている。只々真実が明らかになることを祈るばかりである。(記事:newpowersoul・記事一覧を見る

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