マイケル・コース 2021年春夏コレクション - 大都会の自然のように、心を潤すファッション

2021年1月4日 09:21

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記事提供元:ファッションプレス

 マイケル・コース(MICHAEL KORS) 2021年春夏コレクションが発表された。

■“Urban nature”がテーマ

 今季のテーマとなったのは、“Urban nature”。思い描いたのは、都心の中心に溶け込む、生命力豊かな自然の姿だ。そんな着想源とリンクするように、今シーズンの舞台には、ニューヨークの都市部に位置する、緑豊かな庭園「コミュニティガーデン」が選ばれた。洗練されたニュートラルなカラーを基調にしながら、肩の力が抜けるリラクシングなムード。そんな心地の良い空気をたっぷりと詰め込んだ、コレクションが展開される。

■ゆったりとしたシルエット

 コレクション全体のシルエットは、着心地の良さが伝わるゆったりとしたライン。夏の定番である、ロング丈のサマードレスは、たっぷりの生地に、“くしゃっ”とシワ加工を施したリラクシングな表情が印象的。また一枚でさらりと纏った水色のシャツドレスは、細身のベルトで程よくウエストマークすることで、ラフになりすぎなモダンな空気も保っている。

■ボヘミアンなディテール

 象徴的なディテールとして登場したのは、ゆらりゆらりと揺れる毛足の長いフリンジ。ワンピースや、メンズニットの裾や袖元から飛び出し、自由きままのボヘミアンなムードをプラスしている。

■大胆なカッティング

 そんな緩やかな空気に包まれる中で、ハッと意表を突かされるのが、大胆なカッティング。胸元までV字型に開けたスウェットや、モデルの長い脚を露わにするアシンメトリーなスカート、複数のスリットを入れたドレスなど。その斬新なアプローチによって、心地の良い洋服の中にも、観る者を楽しませるモダンな個性を演出している。

■ロング&リーンなジャケットスタイル

 一方、メンズのジャケットスタイルは、ロング&リーンが基本。オーセンティックなボーダー柄のセットアップには、ドレスほどもあるロング丈のシャツを組み合わせることで、今季らしい遊び心をプラスした。また男女共に、足元はカジュアルなサンダルをセレクト。自分にしかないユニークさを楽しみながら、自然に溶け込むファッションは、21世紀を生きる私たちのニュースタンダードになり得るかもしれない。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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