国内外の注目経済指標:1月米住宅着工件数は反動減の公算

2020年2月15日 15:02

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記事提供元:フィスコ


*15:02JST 国内外の注目経済指標:1月米住宅着工件数は反動減の公算
2月17日−21日週に発表予定の主要経済指標の見通しについては、以下の通り

■19日(水)午前8時50分発表予定
○(日)1月貿易収支-予想は-1兆6848億円
参考となる2020年 1月上中旬分貿易統計によると、貿易収支は-1兆2386億円で赤字幅は前年同期比で22.3%拡大。輸出額の減少が要因。2019年1月の貿易収支は-1兆4177億円だったことから、2020年1月の貿易収支は前年同月比で悪化する(貿易赤字の拡大)可能性がある。

■19日(水)午後10時30分発表予定
○(米)1月住宅着工件数-予想は140万戸
参考となる12月実績は前月比+16.9%、160.8万戸と、2006年12月以来の高水準。低水準の住宅ローン金利が住宅需要を押し上げている。1月については、12月に急増した反動で減少する可能性が高いものの、140万戸程度の水準を維持する見込み。

■21日(金)午後6時発表予定
○(欧) 2月マークイットユーロ圏製造業PMI-予想は47.3
参考となる1月実績は47.9で同速報値47.8から上方修正された。生産指数の上昇が寄与した。2月については、引き続き節目の50を下回る公算。ドイツ、フランスの生産活動は多少持ち直す可能性はあるものの、1月実績をやや下回る可能性がある。

■21日(金)午後11時45分発表予定
○(米) 2月マークイット製造業PMI-予想は51.5
参考となる1月実績は51.9で12月実績を下回った。2月については第1段階の米中通商合意が署名されていることから、将来的な生産増加への期待が浮上している。他の項目が改善されていた場合、1月実績をやや上回る可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・17日(月):(日)10-12月期国内総生産(GDP)一次速報値
・18日(火):(欧)2月ZEWユーロ圏景気期待指数、(米)2月NY連銀製造業景気指数、(米)12月対米証券投資
・19日(水):(欧)12月ユーロ圏経常収支、(米)1月生産者物価指数
・20日(木):(米)2月フィラデルフィア連銀景況調査、(米)1月景気先行指数
・21日(金):(日)1月全国消費者物価指数、(独)2月製造業PMI、(欧)2月ユーロ圏総合PMI、(米)1月中古住宅販売件数《FA》

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