日米欧共同計画の核融合発電炉用の巨大超電導コイル、完成

2020年1月21日 15:39

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記事提供元:スラド

 Anonymous Coward曰く、

 国際熱核融合実験炉「ITER」(イーター)の主要部品である超伝導コイルが今月30日に完成する(SankeiBiz)。

 ITERは強力な磁場でプラズマを閉じ込めて核融合反応を発生させるトマカク型核融合炉の実証実験を行う実験炉。高さ16m、幅9mという巨大サイズのコイルながら、許容される磁場の誤差は数ミリと厳しく、高い精度が求められるという(三菱重工技報)。

 コイルの完成後は2月に船でITERが設置されるフランスに輸送される。実証炉の運転開始は2025年を予定している。

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