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NASA、インドの月探査機チャンドラヤーン2号着陸機の墜落地点を特定
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NASAは3日、インドの月探査機チャンドラヤーン2号着陸機「Vikram」の墜落地点および断片、吹き飛ばされた表土の分布を示す映像を公開した(NASAのニュース記事、NDTV、The Financial Express、Times of India)。
Vikramは9月7日に月の南極地帯を目指す降下を実施したが、高度335mで通信が途絶えていた。インド宇宙機関(ISRO)が9月10日にチャンドラヤーン2号周回機が軌道上からVikramの現在位置を確認したと発表したものの映像は公開されず、Vikramの状況は不明だった。ISROからの公式発表は出ていないが、11月20日には国会議員からの質問に対し、インド政府はVikramがハードランディングしたと回答している。
NASAの月探査機Lunar Reconnaissance Orbiter(LRO)は9月17日に着陸試行後初めて着陸目標地点上空を通過し、撮影した映像を9月26日に公開したが、撮影時点では日没が始まっていたことから広い範囲が影に隠されていた。それでも多くの人がダウンロードして着陸機を探し、インド・チェンナイのエンジニアShanmuga Subramanian氏が断片らしきものを発見する。
報告を受けたLROチームは以前の映像と比較してVikramの断片であることを確認。その後10月と11月に撮影した映像から、Subramanian氏の発見したVikramの断片は墜落地点から北西750mの位置にあることを確認したとのことだ。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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