フリーランスで副業するのにおすすめの資格 中小企業診断士

2019年10月28日 08:56

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 副業を始める人が増えている。副業を始めるきっかけはさまざまであるが、特に多く挙げられている理由は、将来の不安に関する事柄である。

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 たとえ勤めている企業が大企業であってもリストラされる可能性や倒産する可能性は、昔よりも格段に高くなっている。そのため、万が一のリスクに備え、フリーランスとして副業に挑戦する人が増えている。

 多くの人は将来に備え、勤め先の会社に頼らないでも生計を立てていけるようにということを目標としている。しかし、そのために何から始めたらよいかわかっていない人も多い。とにかく始めてみないと何もわからないままだが、何もわからない人にはまず、資格を取得することをすすめる。

 資格を持っていなくても副業は出来る。しかし、本業での仕事を活かせるような仕事を選ばない限り、未経験で知識もないということになれば、仕事を依頼してくれる人もなかなか現れない。そのために、何か資格を持っておくだけで仕事の幅も広がり、少なくとも損をすることはない。今回は数ある資格の中でも「中小企業診断士」について紹介する。

●中小企業診断士とは

 中小企業診断士は、中小企業診断協会によれば、「現状分析を踏まえた企業の成長戦略のアドバイス」が主な業務である。「企業の成長戦略の策定」をアドバイスし、策定した戦略を実行するための計画を立て、その実行のための支援を行うことが仕事だ。国家資格でもあるため、中小企業診断士として働きたいと考えている場合は資格の取得が必須である。

●中小企業診断士の資格を活かしたおすすめの副業

(1)コンサルティング業務
 中小企業診断士らしい仕事が一番出来るものが、コンサルティング業務ではないだろうか。中小企業に対し、アドバイス、今後の支援等、中小企業診断士が行う業務は多岐にわたる。

 このような業務を行うと多く稼ぐことは可能だが、本業もこなしつつ、中小企業診断士としても働くと、平日に時間が取れない可能性が高いため、実際のところは少し厳しいかもしれない。

(2)記事の執筆
 中小企業診断士としての知識を活かした記事執筆の仕事も可能である。仕事内容としてはWebの記事作成や、本の執筆なども可能である。

 しかし、記事の執筆では思うような収入が得られない可能性が高い。少なくとも、中小企業診断士の資格を取りたての状態では、その可能性は一層増す。せっかく中小企業診断士の資格を持っているのであれば、他の業務にも挑戦したほうが賢明である。

(3)セミナー講師
 中小企業診断士として、セミナー講師をして収入を得る方法もある。おそらく副業で中小企業診断士として働く場合、セミナー講師として働く方法が最も良いかもしれない。

 セミナーの時間はあらかじめ定められており、一度に多くの人を集められるようなセミナーを開催することが出来れば、その分収入も上がる。中小企業診断士が行うセミナーは多く、その分、セミナー講師として働けるチャンスも多い。

●将来起業したいと考えている人にもおすすめの資格

 中小企業診断士は、将来起業を考えている人にも取得しておいて損はないという資格といえるだろう。資格取得にあたり、起業をするにあたっても知っておくべきことを沢山知る必要がある。

 中小企業診断士の資格は国家資格であり、取得するにあたり多くの時間を要し、資格の取得が決して容易なものではないが、それだけ価値のあるものともいえる。副業として何か身に付けたい人や将来起業したい人など、多くの人にぜひ挑戦してほしい資格である。(記事:IKO・記事一覧を見る

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