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Amazon.co.jpの物流倉庫、緊急時の誘導ルートは共有されず
Anonymous Coward曰く、
Amazon.co.jpの物流倉庫で、急病人の発生時に通報や誘導に手間取って現場への救急隊員の到着が遅れるという問題が発生しているという(週刊文春)
記事によると、2016年6月、倉庫内で夜勤をしていたAmazonの下請け会社のアルバイトが倒れるという事故があったが、救急車が呼ばれたのは倒れてから10分後で、さらに広大な倉庫内で誘導に手間取ったために救急隊員の到着はそこから25分ほど経過した後だったという。倒れたアルバイトはその後死亡したようだ。
「人命より社内のルールを重視」というのは批判側からの視点なのでまあ鵜呑みにはできないが、少なくとも広大な物流倉庫内での緊急時の誘導や対応が定まっていないというのはよろしくない。
ちなみに緊急通報ができるのはリーダー以上のみ(リーダー以外のアルバイトは現場に携帯電話を持ち込めない)なのだそうだが、厳密にルールを守ると通報前に社員への確認が必要で、その結果通報が遅れる可能性もあるそうだ。
#人命が絡んだ状況で119番できるのにわざわざ確認待ちするのもどうなんだと思うが
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