シャトレーゼ、都心型の新ブランド「ヤツドキ」1号店を銀座に

2019年9月5日 15:32

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店舗外観イメージ。(画像:シャトレーゼホールディングス発表資料より)

店舗外観イメージ。(画像:シャトレーゼホールディングス発表資料より)[写真拡大]

 シャトレーゼが都心型新ブランド「YATSUDOKI(ヤツドキ)」の第1号店を銀座に出店する。菓子・ワインなどを扱う店舗で、店名はYATSUDOKI 銀座7丁目、9月14日にグランドオープンの予定となっている。

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 シャトレーゼといえば「郊外」「ロードサイド」「リーズナブルな価格帯」というのが典型的なイメージである。地価・物価の高い都心部・大都市中心部などの出店をあまり行わず、独自の事業モデルによって拡大を遂げてきた。

 そのシャトレーゼが、「都心型ブランド」を掲げて銀座に進出するというのだから、少々驚きではある。

 扱う商品についても、全てというわけではないがオリジナルの商品を含むそうで、マダガスカル産とタヒチ産バニラ、特別飼育卵と契約牧場の牛乳を使ったシュークリームが税込(以下同)270円、特別飼育卵と北海道純生クリームを使ったプリンが同じく270円、収穫されたばかりの和栗を最小限の過熱で加工して旬の味を閉じ込めた「国産和栗の生モンブラン」というメニューは691円であるという。銀座を攻めるに相応しいラインナップを揃えてきた、というところか。

 シャトレーゼはもともと、今川焼きの店「甘太郎」として1954年に山梨県甲府市で誕生したという。その後1967年にシャトレーゼと改称し、洋菓子、和菓子、パン、ワインなど幅広い商品を手掛けるようになったが、低価格路線は昔からの事であるらしい。また、2015年から海外事業を手掛けており、現在国内527店舗に加え、海外9つの国と地域に、59の店舗を展開している。

 YATSUDOKI 銀座7丁目の営業時間は10:00~21:00、定休日はなく年中無休。取扱い品目は、洋菓子に焼き菓子、アイスクリームにチョコレート、そしてワインなど約70品目となっている。

 「YATSUDOKI」ブランドは今後、大阪・名古屋・札幌・福岡・仙台の各都市に出店を予定しているという。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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