日産、家庭電力の代理販売を開始へ EV充電が割安のプラン提供

2019年6月18日 18:44

印刷

日産が普及を目指す新型EV「リーフe+」(画像は日産自動車の発表資料より)

日産が普及を目指す新型EV「リーフe+」(画像は日産自動車の発表資料より)[写真拡大]

 日産自動車(横浜市西区)は18日、国内にある一部の店舗で今年度後半から家庭用電力の代理販売を開始すると発表した。電気自動車(EV)「リーフ」を購入した顧客が対象で、通常より安くEVの充電ができる電気料金プランを提供する。

【こちらも】日産とカナディアン・ソーラー、「リーフ」活用した太陽光発電製品で協業

 代理販売するのは、出光昭和シェル(東京都千代田区)と伊藤忠エネクスグループのエネクスライフサービス(東京都千代田区)、Looop(ループ、東京都台東区)の小売電気事業者3社の家庭向け電力供給サービス。いずれのサービスも、EVユーザー向けの割引プランがある。

 このうち、出光昭和シェルは既に4月から、EVを所有する契約者に対して月々の電気料金が安くなるプランを提供。ガソリン車の場合は、同社ガソリンスタンドでの給油が1リットル当たり2円割引になる(月100リットルまで)。

 またエネクスライフサービスは、2017年1月から日産大阪販売を通じて、「日産大阪e-でんき」を提供。こちらもEVの購入者や日産大阪のメンテナンスサービスの契約者を対象にした割引プランがある。

 ループの詳しいプラン内容は公表されていないが、ループと日産は今年3月から、EV充電専用の電力計を設置してEV充電用の電力だけ割引を適用する実証実験を行っており、同様のサービスになるとみられる。

 日産によると、リーフは、2010年に発売された世界初の量産型EV。2017年には運転支援技術を搭載した2代目モデルを発表し、18年4月には国内の累計販売台数が10万台を超えた。

 一方でEVの普及には充電可能なスタンドの確保や電気料金の引き下げが課題。このため日産は、より安い料金で充電できる家庭用電気料金プランの実現を目指して、小売電気事業者と交渉を続けてきた。

 今回の代理販売について日産は、「これまで各社との連携で蓄積したノウハウも活用し、より快適なカーライフを提案していく。今後もゼロ・エミッション(資源循環型)社会の実現に向け、EVの普及に取り組んでいきたい」としている。

関連キーワード

関連記事