SIE、返金ポリシー巡り豪州で提訴される

2019年5月31日 22:30

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記事提供元:スラド

 PlayStation Storeでは、購入後14日以内でダウンロードもしくはストリーミングを行っていない場合という条件付きで購入したデジタルコンテンツのキャンセルが可能だが(PlayStation Storeキャンセルポリシー)、これに対しオーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)が、オーストラリアの消費者法に違反するとしてSony Interactive Entertainment Europe(SIE Europe)を提訴することを明らかにした(ロイターKotaku AUACCCの発表)。

 SIE Europeは欠陥のあるゲームを購入した消費者からの返金要請に対し、購入から14日が過ぎている、もしくはダウンロード済みだとして返金を行わなかったという。また、SIE Europeは開発会社がその問題を修復できないと認めた場合、もしくは返金を許可したと認めた場合のみ返金が可能とし、返金する場合も現金ではなくPlayStation Store内で利用できる仮想通貨で返金すると主張している。ACCCはこれについて問題だとしており、、消費者はデジタルコンテンツについても購入後いつでも返金が可能であり、また支払った方法と同じ方法で返金が可能でなければならないとしている。

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