空調服とPRGRがゴルフウエアでコラボ 夏のコースも快適に

2019年5月28日 18:30

印刷

AIR COMPOの半袖タイプ(画像: 空調服の発表資料より)

AIR COMPOの半袖タイプ(画像: 空調服の発表資料より)[写真拡大]

 電動ファン付きウェア(EFウェア)「空調服」を展開する空調服(東京都板橋区)は、ゴルフメーカーのプロギア(PRGR)とコラボレーションした機能性ゴルフウェア「AIR COMPO(エアコンポ)」(写真)を、5月30日に発売する。

【こちらも】デサント、ファン付きウェア市場に参入 「空流JAC」5月からテスト販売

 半袖(2万1600円)と7月発売予定のベスト(2万600円)の2型で、いずれもリチウム大容量バッテリーセット(バッテリー、急速充電アダプター、バッテリーケース、落下防止ひも)とワンタッチファン2個、ケーブルを標準装備。 PRGR直営店5店舗とオンラインショップで順次販売する。

 EFウェアは、上衣の腰部に付いた小型ファンで服の中に外気を取り入れ、体表に大量の風を流すことにより汗を気化させて、涼しく快適にする衣服。工場や屋外作業などエアコンの使用できない環境でも、快適に過ごせる。バッテリー式で消費エネルギーもエアコンより格段に少ない。

空調服は、建築・土木の大手ゼネコンや製造業、電力会社などのユニフォームームとして多数の採用実績がある。他メーカーも次々に参入しており、市場規模はメーカー出荷ベースで2018年に80億円、19年は90億~100億円超とみられる。

 熱中症対策商品として、効果はメディアや口コミで広がり使用シーンはスポーツ、ライフスタイルへと拡大中。ミズノ、デサントといったスポーツメーカーがEFウェアを手掛ける中で、空調服はゴルフにあえてターゲットを絞った。

「プレーヤーに知名度と信頼性の高いプロギアとのコラボで、安心かつ快適にプレーを楽しんで欲しい」としている。5月下旬は各地で早々に夏日を記録。作業服、一般向けともEFウェアの需要を予感させる。

関連キーワード

関連記事