MAIA、RPAロボパーツのマーケットプレイス「BizRobo!マーケット」開始

2019年4月10日 21:52

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「BizRobo!マーケット」(画像:MAIAの発表資料より)

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 MAIA(東京都港区)は9日、RPAテクノロジーズ(東京都港区)が運営するRPAソリューションプラットフォーム「BizRobo!」との連携を強化し、両社が進める「RPA女子プロジェクト」により育成されたRPA女子たちが開発を担う中堅・中小企業向けサービス「BizRobo!マーケット」の提供を開始すると発表した。

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 BizRobo!マーケットは、利用頻度の高い基幹システムの業務を自動化するRPAロボットを開発・集約したマーケットプレイスだ。「手形決済の自動化」、「勤務データ作成」といったロボパーツが用意されており、必要なパーツをダウンロードして設定変更すればすぐに利用できるという。料金プランはダウンロード数やサポート内容により0円から月額7万円までと、低コストで利用が可能。

 MAIAとRPAテクノロジーズは、2018年9月より業務提携し、RPAスキルを習得した女性とRPA導入を検討している企業をマッチングすることによって、子育てや介護により開発現場を離れた女性の復職を支援する取り組み「RPA女子プロジェクト」を推進している。

 BizRobo!マーケットは、同プロジェクトによってRPAスキルを習得したRPA女子が開発を担う。ロボット開発が学べるeラーニングやRPA女子によるオンラインサポートも提供しており、RPAに不安を持つ中堅・中小企業も気軽に導入できる。対応する業務基幹システムは、奉行シリーズ、PCA、freeeだが、そのほかにも共通で利用できるロボパーツを提供している。

 両社は、3月時点でRPAの開発・運用の専門スキルを備えた人材を約1,000人育成しており、今後は全国に展開することを目指すとしている。

 労働人口の減少や働き方改革の推進などに伴い、RPAに対する関心は高まっている。大手金融機関や地方公共団体を中心にRPAの導入や実証実験が進んでいるが、中堅・中小企業では開発・運用におけるスキル不足やコスト面での課題から導入をためらう企業が多いという。必要なパーツだけダウンロードでき、開発や運用に必要なスキルが学べるBizRobo!マーケットは、RPAの本格導入に踏み切れない企業の後押しになりそうだ。(記事:Kei_T・記事一覧を見る

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