副業選びの鉄則3か条 理想の副業生活のために

2019年4月2日 11:45

印刷

 働き方が多様化している今、数年前に比べて副業可能な会社が増加している。ベンチャー企業のみならず、日産自動車や花王、富士通など名だたる日本の大企業も次々に解禁している。これから自分に合った副業を探す人や、既に副業を始めているがまだ迷いのある人のために、副業選びの鉄則を紹介していきたい。

【こちらも】自分にあった副業を選択しよう 副業を始める前に押さえておきたい仕事選びのコツ

■鉄則1「複数の収入源を得られるようにすること」

 副業は小さなことから手軽に始めることができる一方で、雇い主や取引先から急に切られてしまうことも多い。そうなると当てにしていた収入が、突如なくなってしまう。副業の収入源を当てにして生活レベルを引き上げてしまったり、副業ビジネスのために設備投資をしたりしていると、将来の計画が一気に崩れてしまう。

 このようにならないためにも、副業も複数の収入源を確保し、環境の変化に対して柔軟に対応できるようにすると良い。

■鉄則2「初期投資の少ない事業で始めること」

 初めのうちは「成功時の利幅」よりも「撤退のしやすさ」を考えるのが良い。副業の良さは手軽に始められる点にあるので、その良さを十分に生かすためにも、失敗時にすぐに辞められるものが良い。アパート経営のように初期投資が莫大にかかる副業を選択すると、自らの望む生活スタイルや利幅を得られない際に、撤退がしづらい。そのため選択した副業が自分に合わないと思ったら、すぐに切り替えられるものをおすすめする。

 また、初めに商品を多数仕入れて販売するような副業では、単純に商品の初期投資だけでなく在庫を置いておくスペースの費用や管理にかかわる費用なども必要だ。これらの費用を回収するまでに一定期間が必要となるため、一会社員にとって大きな負担になるだろう。

■鉄則3「無理なスケジュールにならないようにすること」

 本業に多くの時間を取られる会社員にとって、最も重要な点である「時間」。もしも副業が本業に影響するほど時間を圧迫する場合、必ず本業に支障が出てくる。副業を始めたが故にこれまで本業で築いてきたキャリア・信用を崩すことになっては本末転倒だ。そのため「本業の時間」「副業の時間」「プライベートの時間」「予備の時間」を、それぞれ十分に設けたスケジューリングが必要になる。

■「自分の理想とする働き方」と「3つの鉄則」を軸に探してみよう

 そして何より大切なことは、「自分が行っていて楽しいもの」「自らのキャリアのためになるもの」を副業として扱うことだ。これまで紹介した3つの鉄則と合わせて考え、理想の副業ライフを楽しんでほしい。(記事:後藤遼太・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事