宇野昌磨が圧巻の3連覇 高橋大輔が2位 フィギュア全日本選手権

2018年12月24日 22:30

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 24日、大坂府門真市の東和薬品ラクタブドームでフィギュアスケート全日本選手権の男子FS(フリースケーテイング)が行われた。SP(ショートプログラム)で首位だった宇野昌磨がFSでも他選手を引き離し圧巻の大会3連覇を飾った。SPで2位だった高橋大輔がFSは4位だったが、5年ぶりの出場ながら2位に入った。

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 宇野はSP当日の練習で右足首を捻挫するトラブルもあったが、SPを102.06点と2位以下を10点以上引き離す大差を付けていた。FSでは前半のジャンプでバランスを崩したり回転不足などもあったが、後半で巻き返し187.04点と格の違いを見せつけ、合計289.10点の圧勝となった。

 高橋はSPで88.52点で2位に付けるも、FSでは151.10点と伸びなかったが合計239.62点で2位を守った。FSも期待されたが、前半のジャンプで手をつくなど我慢の演技となった。得意のステップは華やかに見せるも、後半のジャンプも回転不足や転倒するなどもして満足のいく演技とはならなかった。14年ソチオリンピックを最後に引退した32歳の高橋であったが、故障と戦いながらも復活の兆しを見せた大会となったとは言えそうだ。

 3位にSP79.32点、FS157.13点、合計236.45点の田中刑事が入った。

 この結果、19年3月に埼玉で行われる世界選手権の代表に優勝した宇野が決定した。残る2枠の選考対象に田中とともに高橋も入ることになった。

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