日本通信、「b-mobile S」に新料金プラン 課金体系シンプルにし上限金額は引き下げ

2018年12月24日 08:10

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(画像: 日本通信の発表資料より)

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  • (画像: 日本通信の発表資料より)

 日本通信は25日より、データ使用量によって月額料金が決まるデータ通信SIM「b-mobile S」に新料金プランを導入する。同社は「おかわり課金方式」として、1GB単位で使った分だけ課金を行うサービスを提供しており、今回の新プランは、料金体系をよりシンプルにし、上限の金額も従来プランよりも安く設定した(価格はいずれも税別)。

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 音声通話対応の「990ジャストフィットSIM」は「新・ジャストフィットSIM」に変更し、これまで、1G:990円から15G:7,240円まで、1GB単位で細かく分かれていた料金体系は、1GB:990円から15GB:4,390円(ソフトバンクの場合)までの5段階とする。

 各月の月額利用金は、データ使用量に合わせて、それぞれの金額が自動適用される。使用量毎の月額料金(音声通話+データ通信+SMS)は下記の通り。

・ドコモ回線…1GBまで990円/3GBまで1,290円/6GBまで1,790円/10GBまで2,590円/15GBまで3,590円
・ソフトバンク回線…1GBまで990円/3GBまで1,690円/6GBまで2,390円/10GBまで3,190円/15GBまで4,390円

 使いすぎを防止するためのデータ上限設定は6GB・10GB・15GBで設定ができ、料金月の途中でも変更が可能だ。上限に達した場合は、従来プラン同様に低速度で利用が可能。

 国内通話料が半額になるb-mobile電話アプリが無料で利用でき、1回5分以内の国内通話が無料になる5分定額オプション(月額500円)もある。5分定額を利用の場合、5分以降の通話は30秒10円。基本的にはデータ通信のみで構わないが、たまに電話をするという人にも使いやすい料金プランだ。

 データ通信+SMS用の「190PadSIM」は「新・190PadSIM」に変更し、こちらはこれまで100MB:190円(データ通信専用の場合)から10GB:3,820円(SMS付の場合)まで11段階に分かれていたものが、100MB:190円(データ通信専用の場合)から15GB:3,410円(SMS付の場合)までの6段階となり、上限も10GBから15GBに拡大している。各月の使用量に合わせて、自動的に該当の金額が適用され、月額料金は下記の通り。

●データ通信のみ
・ドコモ回線…100MBまで190円/1GBまで480円/3GBまで850円/6GBまで1,450円/10GBまで2,190円/15GBまで3,280円
・ソフトバンク回線…100MBまで190円/1GBまで480円/3GBまで850円/6GBまで1,450円/10GBまで2,190円/15GBまで3,280円
●データ通信+SMS
・ドコモ回線…100MBまで320円/1GBまで610円/3GBまで980円/6GBまで1,580円/10GBまで2,320円/15GBまで3,410円

 使いすぎを防止するデータ上限設定は3GB・6GB・10GB・15GBで設定ができ、料金月の途中でも変更が可能。データ通信のみでもっと安く使いたい人や、通話はしないがSMSはあると便利という人におすすめだ。なお、ソフトバンク回線にはSMS付きプランがないので注意したい。

 100MB程度で具体的になにができるかも気になるところだ。一般的には100MBで、LINEのトークが最大500文字で5万回、文字のみのメールであれば300文字で2万回、Yahoo!トップページは400回程度の閲覧が目安と言われている。月によって使用量に変動が大きい人などには、便利なプランと言えるだろう。

 最低利用期間は5カ月必要だが、それ以降は自動更新もなく解約金が発生することはない。なお、現行プランの利用者は自動的に移行はせず、希望者は12月27日以降に「My b-mobile」より申込が必要だ。

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