JR西日本、訪日外国人旅行者向けインターネット予約サービスを来春開始

2018年12月21日 08:47

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 国土交通省観光庁では、2020年の訪日外国人旅行者の受け入れ数を年4,000万人にすべく、受け入れ体勢の強化やガイドラインの整備に邁進中だ。すでに2018年の訪日外国人旅行者の総数は3,000万人を突破し、当初の目標を大きく上回っている。

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 こうした背景から、JR西日本でも訪日外国人旅行者に対し、快適で便利な旅を提供できるよう、訪日外国人旅行者向けインターネット予約サービス「JR-WEST ONLINE TRAIN RESERVATION」を開始する。これは海外からインターネットを通じて、JRのきっぷが購入でき、日本到着後にはみどりの窓口、指定席券売機等できっぷが受け取れるサービス。2019年3月から開始予定だ。

 「JR-WEST ONLINE TRAIN RESERVATION」のサービスエリアはJR西日本、JR四国、JR九州エリアの特急・急行列車(快速マリンライナー等を含む)のほか、JR東日本、JR東海の一部エリアの特急列車等に加え、新幹線は東海道・山陽新幹線、北陸新幹線、九州新幹線、上越新幹線、東北新幹線(一部区間のみ)を網羅。

 対応言語は英語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語となっており、前述のサービスエリア内の通常のきっぷが購入可能だ。

 利用者は海外からJR西日本ホームページ等で商品詳細情報や利用エリア等を確認して予約することができ、予約したきっぷは、日本到着後に「5489(ごよやく)サービス」の表示のある指定席券売機、みどりの窓口等で受取ることができる。受け取りは、JR東日本訪日旅行センターでも可能だ。なお、JR東海での受取開始は2019年4月からの予定となる。

 決済は予約時のクレジットカードとなっており、自由席タイプの商品については日本到着後に一部の駅でも支払い可能とする予定だ。(記事:M_imai・記事一覧を見る

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