バスケ「B.LEAGUE」のオールスター戦、茨城開催へ向けて署名開始

2018年10月26日 16:32

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(画像: 茨城ロボッツ・スポーツエンターテインメントの発表資料より)

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 茨城ロボッツ・スポーツエンターテインメントは25日、「B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2020」の茨城開催を実現するため署名を募集すると発表した。都道府県ごとの魅力度ランキング最下位が続く茨城県を、誘致を通じて盛り上げることを狙いとしている。

 「B.LEAGUE」は、2016年に開始されたプロバスケットリーグ。B1、B2の2部に分かれ、合計46のチームが参加している。

 B.LEAGUEのオールスター戦である「B.LEAGUE ALL-STAR GAME(オールスターゲーム)」は、2017年の第1回が東京・代々木体育館、2018年の第2回が、復興支援もかねて熊本での開催となった。3回目となる開催は2019年1月19日に富山市での開催が決まっており、出場選手はファン投票によって決められる。

 再来年となる2020年の開催予定地は茨城県と北海道のどちらかとなっている。ブランド総合研究所が15日に発表した地域ブランド調査によれば、北海道は10年連続の1位。一方茨城県は6年連続の最下位となっており、魅力度の両極にいる2つの地域による誘致合戦が繰り広げられることとなった。

 茨城県をホーム地域とする茨城ロボッツはこれに先駆けて、誘致に向けた署名を実施すると発表。インターネット、郵送、Eメール、FAXなどでの署名を呼びかけ、1万人の署名を目指す。

 東京で行われた第1回のオールスターゲームでは1万人弱の動員を記録し、20~30代が中心となり若い層でのスポーツエンターテイメントとして成長した。MVPはツイッターなどのSNSで投票する形だったが、わずか5分ほどで5,000票以上を集める活況を呈した。熊本での第2回の開催も販売開始からわずか2分で完売となった。

 茨城ロボッツは25日現在、B2にて東地区2位と健闘を続けている。自らのホーム地域でのオールスターゲームを勝ち得て、地域の盛り上がりとチームの士気を高めたい狙いだ。

 2020年の「B.LEAGUE ALL-STAR GAME」の開催地は、2019年1月19日の第3回開催時に発表となる。

 今年で明治維新から150年。籠球を武器にした現代の水戸の志士たちは故郷の地に盛り上がりをもたらせるか注目だ。(記事:藤原大佑 ・記事一覧を見る

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