Chrome OS、Microsoftにとって危険な存在になるか

2018年9月5日 20:40

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 Chrome OSが勢力を伸ばしつつある。これまでChromebookは公教育向けの低価格モデルが多かったが、IFAで発表された新製品には、600ドル台のプレミアムモデルが増えているという。これは、教育用以外の用途でChromebookの市場が広がってきたことを意味している。高校時代にChrome OSを使用し新たに大学生になった生徒などがステップアップ、より上位の性能を持つChromebookを求めるエコシステムが構築されるようになってきたとみられる(Ars TechnicaSlashdot)。

 このことはデスクトップ市場を占有してきたMicrosoftにとっては懸念すべき事態だ。Chrome OSとウェブアプリケーションの組み合わせ、もしくは(一部の)Androidアプリケーションが動作するようになったことで、家庭や教育ユーザーの要望に十分に応えられるようになってきたと言える。Windowsにはまだアプリケーション資産による優位性はあるが、Webアプリケーションの改善により、Windowsの必要性が下がってきている。加えてChrome OSはWindowsと比べて堅牢だ。現存するマルウェアのほとんどのを回避することができ、またメンテナンスの負荷も少ないというメリットがある。

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